環境にも、私にもやさしいジュエリーを都市鉱山から|YURI SATO JEWELRY(ユリサトウジュエリー)
都市鉱山って知ってる?
「都市鉱山」という言葉を、聞いたことがありますか?
有効活用されずに都市に眠るスマートフォンやガラケー、パソコンなどに含まれる有用な金属を鉱山に例えた言葉です。
そんな都市鉱山が「ジュエリー」に活用されているのをご存じですか?
SDGsに向けた食品ロスを減らすアクションを起こしたり、マイ容器持参ステッカーを自作するなど、ママオアシスのライターは環境問題への意識高め。
そしてそれをしっかり読んでくれているあなたも、すでに環境問題に取り組んでいるおひとりです。
今回は、都市鉱山を活用した、人にも環境にも優しい「YURI SATO JEWELRY(ユリサトウジュエリー)」をご紹介します。
サステナブルな都市鉱山 × ジュエリー。デザイナー・クラフトマンのSATO YURIさん
「心も環境も大切に、持続可能なワタシを愛する。」をコンセプトにNYで生まれたジュエリーブランド「YURI SATO JEWELRY」デザイナーでクラフトマンのSATO YURIさんに、お話を伺いました。
「YURI SATO JEWELRY」のジュエリーは都市鉱山やリサイクルのダイヤモンドを活用した、人にも環境にも優しいジュエリーです。
YURIさんの思いと素敵な作品をご紹介します。
“都市鉱山”を活用した環境に優しいベビースプーン
画像引用:Baby Spoon 名前刻印 | yurisato
都市鉱山などの再利用シルバーを活用したベビースプーン。
木馬やバラ、ロケット、ツリーなどおしゃれなデザインから選べます。
赤ちゃんの名前と生年月日の刻印を入れられるので、お誕生の記念品や出産祝いの贈り物にもぴったりです。
“本質は常にシンプル”を表現したデザイン
都市鉱山などの再利用ゴールドと、リサイクルのダイヤモンドを活用したネックレス。
金やダイヤモンドの採掘にまつわる人権問題や児童労働の問題とは一線を画す、YURIさんのジュエリー。
シンプルなデザインの中にセンスが光ります。
都市鉱山を知ったきっかけ
そもそも、どういったきっかけでYURIさんは都市鉱山を活用した作品を作るようになったのでしょうか。
過去には活用されずに埋め立てられてしまっていた「都市鉱山」を有効活用するため、「小型家電リサイクル法」が2013年に制定されました。
家電量販店や役所などで、「小型家電回収ボックス」を見たことのある方も多いと思います。
リサイクルすると、鉄やアルミだけでなく、金・銀・銅やレアメタルなども取り出して再利用することができます。
2020東京オリンピック・パラリンピックでは、都市鉱山からの金属でメダルが作られました。
YURIさんも、この取り組みから都市鉱山の存在を知り、「自分のジュエリーにも使えるのでは」と考えました。
日本には、世界現有の金の埋蔵量の約16%にあたる、約6,800トンもの金が眠っていることに驚いたといいます。
元々、ジュエリーメーカーで働き、金やダイヤモンドの採掘にまつわる児童労働や粗悪な労働環境に心を痛めていたというYURIさん。
「自分もいつかは、そうしたものに頼らないジュエリーを作りたい」という思いを実現すべく、リサイクル素材のみを鋳造している業者を
探しましたが、見つからず。
リサイクル地金を扱う商社から自分で持ち込む少量の金だけで鋳造してくれる鋳造屋さんを1件1件、歩いて探しました。
少量の金を扱うのは手間がかかるため、断られながらも、YURIさんは諦めませんでした。
紆余曲折を経て、リサイクル素材の金や銀とダイヤモンドを活用したジュエリーが制作できるようになりました。
2020年11月にクラウドファンディングのREADYFORで支援を呼びかけると、目標額を大きく超える支持を集め、成功を収めます。
画像引用:環境にやさしい都市鉱山のゴールドで あなたの心と共に歩むジュエリー(サトウユリ 2020/11/20 公開) – クラウドファンディング READYFOR
実は、「YURI SATO」ブランドが生まれたNYで、つらい経験をしたというYURIさん。
その経験を乗り越えたからこそ、「もっと自分に優しく」していいのだと気づいたといいます。
ブランドコンセプトにつながる、「自分の心がやさしさで満たされ、それが他者へのやさしさにも繋がる世界の実現を、ジュエリーを使って目指したい」という思いが生まれました。
とっても素敵な思いにあふれた「都市鉱山 × ジュエリー」。
インタビューを通じてYURIさんの自分にも、他者にも、地球にも優しい人柄に触れることができました。
子育て中のママには「本物」を持つことはなかなかハードル高めですが、憧れるのは自由!
私もいつか、自分へのご褒美として狙っています。
子育てがひと段落するころに、YURIさんの素敵なジュエリーが身につけられる人になっていたいと思いました。
我が家の3人の娘たちにも、商品を選ぶときには値段やブランドだけでなく、それができるまでの工程で起きていることも知って、エシカル(倫理的)な選択をしていくことを教えたいと思います。
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