万年ダイエッターのあなたに!ヘルシーなジビエ肉で美容・健康・美味しいの一石三鳥!? 女猟師の加工所
鹿肉・猪肉を美味しく食べよう! 美容・健康にいいジビエ肉に大注目!
突然ですが、野生動物のお肉(ジビエ)って食べたことありますか?
最近ではブームの影響もあり、ジビエをだすお店は珍しくなくなっています。
「食べたことある!」「むしろ好き!」という方は多いかもしれません。
でも、「食べたことない」「鹿? 野生? 怖い!」「臭そう」というイメージの方もまだまだ多いのではないでしょうか。
実はジビエは
・高たんぱく・低脂質でメタボが心配な方にもおすすめ
・駆除された動物の肉を有効利用できる
・遺伝子組み換え飼料や投薬の心配がない天然肉
という、一石三鳥の肉なのです。
今日は、ジビエ大好き! 大阪から大分県に移住したライターReiが、ジビエの魅力とお手軽に挑戦できるジビエ商品をご紹介します。
“ジビエ” ってなに?
そもそも “ジビエ” とは何でしょうか。
ジビエ料理は鹿や猪、野生の鳥や肉を使う料理のことをいいます。
野生鳥獣の肉は養殖の獣肉と違い山野を駆け巡り大空を舞った鳥たちの肉ですので、脂肪が少なく引き締まり、栄養も豊富でヘルシーです。
人のために作られた味ではなく自然そのままの味わいがあり、本来食材がもっている個性を楽しめます。
野生鳥獣は運動量も多く、山野の自然の恵みを餌としているため、食用に育てられている肉より栄養価が高いことで知られています。
野生の肉のイメージはあまり良くないかもしれませんが、魚でいえば養殖ではなく、天然物。
ジビエは冬のたんぱく源、貴重な森のごちそうです。
(一般社団法人 日本ジビエ振興協会HPより)
つまり、
・天然のお肉で自然のままの味わい
・自然界のものを食べているので栄養価が高い
・野山を駆け回っているため脂肪は少なくヘルシー
・エサで育てられた家畜と異なり、遺伝子組み換え飼料や投薬などの心配がない
・・・と、実はいいことずくめ!
万年ダイエッターのあなたにも、“高たんぱく・低脂質” の、とってもうれしい食材なのです。
“ジビエ” といっても種類はいろいろですが、なかでも鹿肉に含まれる “ヘム鉄” は、吸収されやすい特徴をもっています。
貧血になりやすい女性にもありがたい食材なので、鉄分といえばレバー、でもレバーは苦手という方にもおすすめです。
SDGsにも通ずるジビエ消費
日本全国でシカやイノシシによる農作物被害が深刻です。
各地の猟友会や個人の猟師が有害生物の駆除に乗り出していますが、高齢化や、固定収入の確保の厳しさから問題の解決には至っていません。
昨今のジビエブームや、流通経路の開拓などで食肉としての消費量は少しずつは増えています。
それでも、捕獲されたイノシシやシカなどのうち、食肉やペットフードとして利用されているのはわずか8%(2017年度)だそうです。
捕獲されているのに、90%以上が捨てられている。
これは実にもったいないと思いませんか?
SDGsの観点からいっても、捨てずに美味しく食べられたらいいですよね。
「どうせ駆除しなくてはならないなら、命をムダにせず美味しく利用したい!」
そんな想いで、ジビエの加工所を開いた姉妹がいると聞きつけて取材してきました。
大分県豊後大野市にある“女猟師の加工所”
大分県の南部、山あいの豊後大野市(ぶんごおおのし)に、「女猟師の加工所」はあります。
運営しているのは田北たず子さん、東藤さき代さんの姉妹。
この加工所は、捕獲したシカやイノシシを解体して精肉にするための場所です。
隣には惣菜に加工する厨房も構えています。
▲豊後大野市で女性猟師として活躍する田北たず子さん(左)、東藤さき代さん
ともに病院勤めをしていた姉妹は、退職後に実家周辺の竹林のタケノコを販売をしようとしたところで、イノシシなどの獣害に直面。
知人の勧めでわな猟をはじめることに。
「せっかく命をいただくのだから、おいしく食べたい」との思いで、2014年1月にこの加工所を開きました。
2人の師匠は狩猟歴60年、御年83歳の大ベテラン。
「師匠はどんなに小さな獲物でも絶対に捨てない。」
これが、2人の原点だといいます。
小さい獲物は解体が大変なのに、肉が少ないからと捨ててしまう猟師もいるなか、2人は師匠に倣い、できる限り余すところなく食べようと取り組んできました。
2人は気軽においしく食べてもらうための商品開発にも、女性ならではの視点で熱心に取り組まれています。
例えば、農産加工所「そら」と共同開発したいのししの紅茶煮「紅茶いのしし」は、捨てられてしまうことの多いいのししの皮ごと煮込んでおり、コラーゲンたっぷり。
▲地元の道の駅あさじで販売されています
煮込むのに使用しているのも地元産の紅茶です。
ふるさと納税「さとふる」のサイトでは「紅茶いのしし」とこれまた絶品の「猪肉みそ」セットを販売されていることもあります。(現在は受付期間外)
記事の最後ではお取り寄せ可能なジビエセットなどをご紹介します。
ジビエをいただく際の注意点
ジビエには、野生肉ゆえの注意点もあります。
まれに寄生虫や食中毒のリスク、捕獲の際の銃弾が肉に残っている場合などがあるので、以下の点に気をつけてください。
・信頼できる加工所で加工された肉を買うこと
・しっかり火を通して食べること(肉の中心温度が75℃に達して1分以上の加熱)
昔は猪肉・鹿肉などの野生肉は臭いというイメージがあったようですが、捕獲から解体までを素早く行うことで獣臭さを防ぐことができます。
特に、仕留めてからいかに早く血抜きをするか、が肉の味が変わるというほど重要です。
“女猟師の加工所”の田北さん・東藤さんはできる限りすぐ血抜きをし、解体は捕獲から2時間以内に行われたもののみを製品化されているので安心です。
“女猟師の加工所”の製品はふるさと納税で入手できます!
“女猟師の加工所”のジビエ肉は、ふるさと納税で入手できます。
▲画像をクリックするとふるさとチョイスのサイトに飛べます
- イノシシ肉スライス (2~3㎜)約250g×2パック
- シカ肉ブロック(ロース約150g、モモ約150g)×各1パック
イノシシ肉はみそ味でシシ鍋に。豚肉とは違う、脂のうまみが味わえます。
シカ肉ブロックはローストビーフならぬ、“ローストディア” や、スライスして焼き肉、カレーなどにもぴったり。
▲画像をクリックするとふるさとチョイスのサイトに飛べます
もっと手軽に楽しめるのは「ジビエのおかずセット」
- 猪肉の塩こうじ焼 200g×2袋
- 猪・鹿のまごころ煮 100g×1袋
- 鹿肉のガーリック焼 200g×1袋
- ゆで鹿 200g×1袋
5パック4種類の味が楽しめて、ジビエ初心者の方にもおすすめ。
シンプルな “ゆで鹿” は、そのまま焼肉のタレで味付けしても美味しいし、カレーやシチューに入れても手軽にジビエメニューが楽しめます。
「猪肉の塩こうじ焼」「猪・鹿のまごころ煮」「鹿肉のガーリック焼」は、そのままおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりです。
手軽に入手できるふるさと納税でぜひ食べてみてくださいね。
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