堺の魅力! 親子でにじゆらの手ぬぐいを知る、触れる、体験する。
大阪・堺の伝統工芸 注染(ちゅうせん)の手ぬぐい。
堺市中区にある、株式会社ナカニが立ち上げた手ぬぐいの自社ブランド「にじゆら」はご存じの方も多いのでは。
HPより画像引用
親子でにじゆらの注染手ぬぐいに触れる。
今年の夏休み、息子(小4)の自由研究の題材に悩んでいたときに手ぬぐいの注染体験の情報を発見。
▲南海の「親子でわくわく体験」のチラシ
わたしも興味があったのですぐに申し込み、親子で体験してきました。
実際にやってみて楽しかったのはもちろん、手ぬぐいの魅力を身近に感じることができたのでご紹介します。
昔から伝わる技法「注染」。にじゆらの手ぬぐいができるまで。
「注染」とは、読んで字の如く「染料を注ぎ、染める」というもの。
なんと、これは明治時代から受け継がれている技法なんです。
では、実際はどのようにつくられているのか・・・
体験では、はじめに工場内へ潜入。
職人さんが作業しているところを間近で見学させていただきました。
にじゆらのYouTubeで作業工程が紹介されているので、こちらの動画をぜひご覧ください↓
にじゆらの手ぬぐいは、20数メートルの生地をジャバラ状に重ね合わせ、その上から染料を注いでいます。
すべての工程が手作業で、一度にできる手ぬぐいは約25枚。
鍛錬された職人の、まさに伝統の技ですね。
にじゆらの注染手ぬぐいを体験。
工場の見学後、いよいよ体験スタートです。
① 土手作り
あらかじめ「糊置き」した生地が準備されていました。
まずは、必要のない部分に染料が流れ出さないよう、糊で土手を作っていきます。
▲きれいな丸形にするのが、子どもには少しむずかしかったです
② 染料を注ぐ
「ドヒン」と呼ばれるじょうろで、染料を注ぎます。
▲ドヒンに入った、紫・黄・青・茶・ピンクの染料
染料を効率よく浸透させるために、タンクを調整して吸引しながら注ぎます。
用意された5色以外の「色」を作るには、どんな組み合わせにしたらいいのか?
「青と黄色を混ぜたら緑になる!」
「水色もほしい!」
息子たちは自分で考えながら、この工程を楽しんでいました。
注染がおわって上の布をはがすと、こんな感じです。
▲うまく注染できたことに感動!
そして広げてみると・・・
▲しっかり染料も浸透しています!
③ 水洗い・乾燥
糊と余分な染料を洗い流します。
そして、天日干しで乾燥させたら完成。
ムラはありますが、自分たちで作り上げた手ぬぐいに息子たちは大喜びでした。
そして長男はこの体験を、自由研究として無事に提出できましたよ。
にじゆらの手ぬぐい、なにに使う?
今回の手ぬぐいをティッシュカバーにしようと目論んでいたのですが、
息子が帰って早々、ハサミでカットしてしまったので、今はご飯時のお手ふきに利用しています。
実は手ぬぐいの活用方法はたくさんあって、にじゆらのHPでも紹介されています。
HPより画像引用
ラッピング代わりや、ブックカバー、ご祝儀袋にする、壁に飾るなど・・・
そして、手ぬぐいを使った「手ぬぐい体操」もあるんですよ〜。
子どもから大人まで誰でも気軽に楽しめる体操なので、ぜひ親子でやってみてください♪
にじゆらの注染体験情報
東京の店舗では毎月のように実施されているのですが、大阪では不定期開催となっています。
注染体験が気になる方は、にじゆらのHPをチェックしてくださいね。
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