【タイ在住ママコラム】タイのお正月はこう過ごす!日本とのユニークな違いは?
こんにちは。
タイ在住ママライターのSHINOBUです。
2025年、明けましたね。
お正月はどう過ごされましたか?
初詣に行かれた方も多いのではないでしょうか。
今回は、日本とは違う! タイのお正月についてご紹介します!
タイのお正月はなんと3回
タイでは、お正月が3回もあるんです!
1回目:1月1日(西暦の新年)
日本とおなじように、1月1日は西暦の新年として祝われます。
多くの方が家族や友人と過ごし、新しい年のスタートを祝います。
▲西暦新年
2回目:中国の旧正月「春節」
1月~2月になると、中国の旧正月である「春節」がやってきます。
2025年の「春節」は1月29日ですね。
タイには、各地にチャイナタウンが点在しています。
中国系のルーツを持つ人が多いため、「春節」はとても重要なイベント。
▲タイでは旧正月「春節」は盛大にお祝いします。
実は、1月1日の西暦新年に家族が集まらない場合もあります。
しかし「春節」にはみんなが集まる、というのがタイでは一般的。
中華系タイ人にとって「春節」は欠かせない大切な行事なんですね。
3回目:タイの旧正月「ソンクラーン」
そして、タイのお正月と言えば4月の「ソンクラーン」です!
近年は『水かけ祭り』として世界的に有名ですが、本来は仏教に基づく伝統的な行事。
▲タイで一番盛り上がる行事「ソンクラーン」
仏像や仏塔へ清めるために水をかけたり、家族の年長者の手に水を掛けて敬意を表すことが由来とされています。
今でも、お年寄りや信心深い方々は、お寺に参拝し清めの儀式を大切にしています。
タイならではの文化が楽しめる3つのお正月。
それぞれの特徴を知ると、さらに興味が湧いてきますね!
タイのお祝いはシンプルに元日のみ!
日本のお正月では、三が日をゆっくり過ごすことが一般的ですね。
タイでも、新年を迎えた1月1日は家族や友人と集まって特別な時間を過ごします。
でも、2日からは普段通り!
屋台や仕事も早速再開する場所が多く、日本のお正月休みとは大きく異なります。
タイの元日に初詣!
では、たった1日だけのお正月休みを、タイではどのように過ごすのでしょうか?
2025年1月1日に、タイで「初詣」にあたるお参りをしてきました。
タイでは日本のような「初詣」の習慣はありませんが、信仰心の強いタイでは新年の時期に多くの人がお寺を訪れます。
今回、私が訪れたのは涅槃像(ねはんぞう)で有名な「ワット・ポー」。
▲ワット・ポーの涅槃像
境内に入ると、普段は見られないココナッツジュースやタイ料理の屋台がずらりと並び、活気に満ちた雰囲気が広がっているんですよ。
▲タイにはハーブが豊富なのでハーブティーが至る所で売られています!
お寺の中心には大きな鐘があり、参拝者たちは順番にその鐘を鳴らします。
鐘の音が響き渡るたびに、心が澄み渡るような気持ちに…。
▲この日だけ鐘がかざられます。
さらに、日本の絵馬に似た「金色の葉」の形をした祈願札があります。
▲黄金が大好きなタイならではですよね
ユニークなのは、お札をつなげた絵馬も用意されていること!
そして、境内には曜日ごとに黄金の仏像が並べられており、20バーツ(約90円)を払ってオイルを購入。
▲仏像の火に捧げるオイルを20バーツで購入。
自分の生まれた曜日の仏像にそのオイルを注ぎます。
▲黄金の仏像の下には曜日が記載されています。タイでは生まれた曜日を大切にしています。
その後、手を合わせて拝むことで参拝が完了。
タイならではの新年のお参りは、日本の初詣とはまったく違う体験です。
ちなみに、去年は20バーツを払い、金粉をもらってこの曜日ごとの仏像に金粉を貼る儀式を行いました。
元日の盛り上がりや独自の文化に触れると、タイらしい温かさを感じられます。
ぜひ一度、この国ならではの新年の迎え方を経験してみてください!
もしかすると、新しい視点で自分の文化や暮らしを見直すきっかけになるかもしれませんね。
【タイ在住ママ】のタイ関連記事
【タイ名物!】西遊記「孫悟空」のモデルとなった、タイの英雄「猿神 “ハヌマーン“ 」のパペットショーでタイの伝統を感じる@バンコク
【タイ在住ママが発信】夕焼けに染まる絶景!ワット・アルンが見えるレストラン「ザ・デッキ(The Deck by Arun Residence)」の魅力@バンコク