現役婦人科医ママに聞く!ママにも知っていてほしい「アフターピル」の知識
アフターピルにどんなイメージをもっていますか?
アフターピルと言われると、あなたはどんなイメージをしますか?
なんとなく「危険だ」「怖い」という印象は持っていませんか?
▲写真AC
保健室の先生だった私も、実は、アフターピルへの印象は決して良くありませんでした。
アフターピルの適切な服用は、女性が自身の体を大事にし、自由に人生の選択をすることにもつながります。
▲イラストACより引用
アフターピルってどんなもの?
アフターピルとは、避妊が不完全で妊娠の可能性があるときに、女性の体内で妊娠が成立しないように作用する内服薬のことです。
避妊が不完全な性交をしたタイミングから72時間以内に服用することで、比較的高い確率で妊娠をふせぎます。
新しく出た種類のものは、副作用の出現率がかなり低いといわれています。
アフターピルは、その場で1錠内服するだけで妊娠の可能性を下げます。
薬効は数日なので、今後妊娠しにくくなることはありません。
アフターピルについて説明しましたが、あなたはどこまで知っていましたか?
説明を読んで、アフターピルは「危険ではない」と少しでも感じていただけたでしょうか。
本日は、アフターピルについて現役の産婦人科医に取材してきました!
現役婦人科医ママにアフターピルについて取材!
アフターピルについて、わたくしの知人である、婦人科医 森下紗織先生にお話をうかがってきました!
紗織先生は、兵庫県在住。
実は1~9歳のお子さん四人のママでもあります!
ちなみにご実家は堺市東区とのこと。
私はかなり親近感をもっています。笑
紗織先生は婦人科での診療もしながら、大阪府大阪市にある「アフターピル大阪クリニック」にも携わっています。
アフターピルの重要性を現役産婦人科医ママに聞いてみた!
紗織先生に、「アフターピル大阪クリニック」で勤務していて感じる「アフターピルの重要性について」おうかがいしました。
「アフターピルクリニックに来られる患者さんは、20代が最も多いですが、10代や40代の女性も多いです。
最近(取材日は3月某日)は、国内外からの旅行客で、大阪に滞在中に受診されるケースが増えています。
印象的なのは、男性が女性を連れてくるかたちで受診する若いカップルが少なくないことです。」
このお答えを聞いたとき「男性が連れてくる?イマドキの男性って、アフターピルのことを知っているの?」と、思わず感じました。
アラフォーの凝り固まった先入観がまだまだ私にはありますね。
「大阪アフターピルクリニック」は、土日祝の夜間が診療時間となっています。
▲大阪アフターピルクリニックHPから
紗織先生は、日々患者と向き合う中で、こう感じるそうです。
「妊娠出産は、女性のライフステージに大きな影響をもたらします。
だからこそ、アフターピルを飲む当事者はもちろん、パートナーにも正しい知識を持ってもらい、アフターピルを賢く使ってほしいです。」
▲アフターピル大阪クリニックの院内
日本の性教育の課題と、進まないアフターピルの普及
諸外国では、手軽に薬局で購入できるアフターピル。
しかし、日本でアフターピルを購入するには、性被害にあった等を除き病院を受診して処方箋を出してもらって初めて、オンラインや対面で受け取れるというのが、いまだスタンダードです。
▲イラストACより引用
アフターピルの濫用や横行のリスクを考えているそうですが、日本国内での性教育が不十分なことを露呈するものだと言えます。
アフターピルがもっと手軽に手に入ることで、救われる人は各段に増えます。
▲ラクタスより引用
まずは、この投稿を読んでもらったあなたに、アフターピルを正しく利用することで人生の幸福度を上げることにつながるのだと、お伝えしたいです。
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