「ホメオパシー」ってなに?②ホメオパシーについてを知ろう~自然治癒力を高める~
少しずつ暖かくなってきましたが、みなさま、体調はいかがですか?
前回、お話した「『ホメオパシー』ってなに?①」は、風邪などの症状についての内容でした。
今回は、①でも少し触れた、私たちの体に備わっている「自然治癒力」について書きたいと思います。
自然治癒力とは?
「自然治癒力」は、人間や動物が生まれながらに持っている、怪我や病気を治す力のことです。
切り傷がいつの間にか消えていたり、風邪がそのうち治るのは、私たちの「自然治癒力」によるものです。
私たちの体に何か異変が起こったり、バランスが崩れたりするときに、元の安定した状態に戻そうとする力、それが「自然治癒力」。
当たり前のことのようで、意識せずに体の中でそんな力が働いているなんて、すごいことだと思いませんか?
病院や薬が体を治す?
私たちの体には自然治癒力がある。
でも、傷口にすぐ薬を塗ろうとしたり、風邪を引いたらすぐ風邪薬を飲もうとするのはなぜでしょうか。
その方が、治りが早くなる、もしくは、「薬が傷や風邪を治してくれる」と思うから?
体に不調があれば、すぐに「病院に行こう」とするのも同じ気持ちから?
病院や薬がどんな作用をもたらすにせよ、私たちの体を治すのは「自然治癒力」の働きです。
なので、病院に行くことや薬を飲むことが、本当に「自然治癒力」を助けることに繋がっているか、考えてみる必要があると思います。
前回の記事で書いたように、自然治癒力の働きの表れである「症状」を止めてしまう、咳止めや解熱剤のような薬もあります。
もちろん、状況や程度によって、症状を止める薬が必要な時もあると思います。
でも、
「症状がなくなる=治った」
ではないのです。
何気なく使っているその塗り薬、飲んでいる風邪薬が、どんなものなのか?
「症状」をなくしているだけで、本来、外に出すべきものを体に溜め込もうとしていないか?
自然治癒力の働きを抑えてしまっていないか?
一度考えてみませんか。
自分の体を信じよう
風邪を引いた時、お腹が痛い時、つらい症状を早く止めたい、止めてあげたいと思ってしまいますが、
「自分の体には自然治癒力がある」
「症状は自然治癒力の働き」
一度考えてみるだけでも、病院や薬との付き合い方が少し変わるのではないでしょうか。
緊急の時は、病院や薬を頼っていいと思います。
でも、体に不調が出たら「まず病院」「まず薬」ではなく、
「これくらいなら、様子を見てもいいかな」
「これくらいなら、寝ていれば治るかな」
と、自分の体の働きに一度任せてみる。
まずは、自分の体に備わっている自然治癒力を信じてみましょう!
自然治癒力を高めるホメオパシー
自然治癒力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
・バランスの良い食事を心がける、
・適度な運動をする
・体を温める
・ストレスを溜めない
など普段の生活でできることばかりですね。
そこに、「ホメオパシー」をプラスすることで、さらに丈夫な体作りをしてみませんか?
自然治癒力にダイレクトに作用するのが「ホメオパシー」。
ホメオパシーは「自然治癒力に働きかける」療法です。
症状を止めるでもなく、自然治癒力を妨げるでもなく、
「働いている自然治癒力を加速させる」もしくは「自然治癒力が弱まっている時に、もっと働くように促す療法」です。
「どんな風に働きかけるのか」は
次回記事「ホメオパシー」ってなに?③ ホメオパシーについてを知ろう~レメディのはたらき~
に詳しく書きたいと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。
免疫力もアップ!
風邪を引きにくい体になるために、よく「免疫力を上げよう」と言われます。
この「免疫」も自然治癒力の一種です。
免疫は、外部から侵入してきた病原体などを「異物」として認識して排除する防御機能です。
この防御機能が常に働いているおかげで、私たちの体は健康を保つことができます。
そしてホメオパシーは、この「免疫力を上げる」ことにも有効です。
免疫力を上げるためにできることは?
免疫も自然治癒力の一種ですから、自然治癒力を高めることと同様、食事や運動で体を整えて、細胞が働きやすい環境に保つことが大事です。
この免疫機能の担い手である「免疫細胞」は血液中を流れているので、血液をきれいにしておくことも大切です。
ホメオパシーで使われる「エキネシア」は、
「血液を浄化して自然治癒力を高める」
と言われています。
▲エキネシアの花
この他にも、ホメオパシーは「体の状態を整える」作用のある様々な物質を扱っています。
ぜひ、生活の中にホメオパシーを取り入れて、菌やウイルスに強い体づくりをしてみませんか?
コロナ禍にもホメオパシーを
コロナ禍と言われる状況が続く中、今年に入ってから「感染者増加」のニュースが頻繁に流れ、5~11歳の子どもへのワクチン接種も始まりました。
ワクチンについては、効果や副作用など様々な情報が飛び交っていて、お子さんへの接種について迷っている方もいると思います。
この記事に書いたことは、
「病気を防ぐ、病気を治すのは自分の体の自然治癒力」
ということです。
迷っている方は、一度立ち止まって、
「外から何かを入れて病気を防ぐ」前に、自分の体の「内側の力を使って病気に備える」
という視点を持ってみるのはどうでしょうか?
その方法は、この記事でも紹介しています。
いつも「自分の体は自分で守る」「子どもにもその力がある」と自信を持っていられたら、
流行しているウィルスの種類が変わっても、慌てることなく落ち着いていられるのではないでしょうか。
体の内側にある自然治癒力に働きかけるホメオパシーも、きっと力になれると思います。
特に、子どもという自然のエネルギーに満ち溢れている時代に、自然治癒力を思う存分生かして欲しい。
でも、風邪を引いたり、風邪を予防したりする時、子ども自身でその方法を選ぶことは難しい。
だから、お父さん、お母さんに「自然治癒力」を生かす方法を知って考えてもらえたら、うれしいです。
ホメオパシーの個別相談を受け付けます!
ご自分やお子さんのことでご相談したい方は、個別に下記までご連絡ください。
相談を受けるのはまだまだスタートしたばかりですが、一緒に勉強できたらと思います。
読んでいただいてありがとうございました。
山本 瑛子
JPHMA認定ホメオパス
https://jphma.org/homoeopath/h_ya/h_ya_47.html
akoyamamoto.homoeopathy@gmail.com