「ホメオパシー」ってなに?①ホメオパシーについてを知ろう~症状ってなんだろう?~

ako ako

寒い季節が続いていますね。

 

こんな時期、ちょっとしたことで風邪をひいてしまう子どもに、ナーバスになっているお母さんも多いかと思います。

 

今回の記事では、そんなお母さんたちを悩ませる「風邪」や「風邪の症状」について

 

「ホメオパシー」という自然療法の観点から、書いてみたいと思います。

 

▲ホメオパシーで使われる「レメディー」という砂糖玉

 

風邪をひくことは悪いこと?

 

子どもの風邪の兆候を見つけると、「早く咳と鼻水を止めなきゃ!」

 

熱が出たら、「早く熱を下げなきゃ!風邪薬!病院今日やってたかな?」と焦ってしまったりしますよね??

 

そう思う理由は色々あると思います。

 

今はコロナウイルスも流行しているため、風邪をひくのはいつもよりさらに「悪いこと」のように感じますし、風邪をひくと様々な制限も出てきてしまいます。

 

 

子どもが風邪をひくと、

 

・悪化するのが心配

・予定が狂う

・自分自身も看病が大変

 

などマイナス要素がたくさん頭に浮かぶと思います。

 

でも、「風邪をひく」ということは、決して悪いことではないんです。

 

子どもが大人より風邪をひきやすいのは、

 

「子どもはウイルスや細菌に感染した経験が少なく、体の中にまだ多くの免疫がなくて抵抗力が弱いため」

 

と言われています。

 

つまり、

 

「子どもはウイルスや細菌に感染することによって、体の中にそのウイルスや細菌に対抗する抗体を作り出し、ひとつひとつ免疫を獲得している」

 

のです。

 

この「ウイルスや細菌に感染する」ことが「風邪をひく」ことで、咳や鼻水や熱は、「風邪をひいている」体の表に現れている「症状」ということになります。

 

症状ってなに?

 

 

では、症状とは何でしょうか?

 

例えば、鼻水は

 

「鼻の中に異物(ウイルスや細菌、埃や花粉など)が入って粘膜が炎症を起こした結果、大量の粘液で異物を体の外へ押し出そう」

 

としたものです。

 

咳もまた、異物への防御反応。

 

熱が出るのは、

 

「体の免疫機能が高い体温の時に働きやすく、風邪のウイルスが高温環境では増殖しにくいため、脳にある体温調整中枢が、必要性を察知して体温を上昇させて起こる」

 

ものです。

 

ということは、これらの症状はすべて、私たちの体を守るための免疫システムの働きなんですね。

 

体に侵入してきたウイルスや細菌と戦う、私たちの体の「自然治癒力」が正常に機能しているということを

 

「症状」が教えてくれているのです。

 

ウイルスや細菌が体に侵入し、免疫システムが作動していることは目に見えませんが、

 

鼻水が出る、咳が出る、熱が出る

 

ということでそれを知ることができるのです。

 

症状はありがたい!

 

症状が、免疫システムの働きによるということ自体は、みなさん知っていると思います。

 

でも、子どもが風邪をひいたことを

 

「風邪をひいたの、よかったね!あなたの体は正常だね!」

 

と褒めるお母さんはなかなかいないですよね。。

 

それは、最初に書いたように、

 

「鼻水、咳は止めるもの、熱は下げるもの、風邪は悪いもの」

 

というイメージが、社会に浸透してしまっているから。

 

「咳止め」や「解熱剤」という薬がありますが、

 

「症状」が体への侵入者と戦っている免疫システムの現れなら、それを止めてしまうのではなく、

 

最後まで戦って出し切らないといけないものだとは理解できるのではないでしょうか。

 

 

そうすると、

 

「症状」は風邪を引き起こしている「敵」ではなく、体に侵入した敵と戦った結果の「成果」

 

だと、考えが180度変わりませんか?

 

さらに、「風邪をひいたら子どもがパワーアップした!」と感じたことはありませんか?

 

大人でも、風邪をひいてすっきりしたと感じることがあるかと思いますが、

 

風邪をひいて鼻水や咳、汗、下痢などをすることで、

 

ウイルスや細菌と一緒に体の中に溜まった不要なものを、体の外に排出しているのです。

 

そう、「症状」はデトックスでもあるのです。

 

症状ってありがたい!と思いませんか?

 

症状を出し切るホメオパシー

 

▲ホメオパシーのレメディーやハーブ酒に使われる「エキネシア」。免疫力を高めると言われている

 

ここから、私が紹介したい「ホメオパシー」のお話を簡単にしたいと思います。

 

「ホメオパシー」

 

聞いたことがあるでしょうか?

 

一言で説明すると、

 

「同種の法則」を根本原理とする自然療法

 

になります。

 

「同種の法則」とは、

 

例えば、日本の民間療法にある「喉が痛い時に喉がヒリヒリする生姜湯を飲ませる」行為も、

 

「出ている症状と同じ症状を起こさせるものが、その症状を取り去る」

 

という原則です。

 

ちょっと難しいですね。。

 

ホメオパシーを詳しく説明するのは大仕事なので、ここでは、今回の記事のテーマである「症状」ということに関連してお伝えしたいと思います。

 

ホメオパシーでは、「レメディー」という、一般的な「薬」とは少し違うものを使用します。

 

▲レメディーに使われる材料は様々。キク科の植物も多い

 

「レメディー」は、

 

その人が持っている自然治癒力に働きかけるもので、

 

例えば、風邪をひいた人に

 

「今、私の体に異物が侵入してきた、これを外に押し出さないと」

 

という気付きを与えるものです。

 

もちろん、自然治癒力はその人に本来備わっている力ですが、

 

レメディーを摂ることによって、その自然治癒力が増し、治癒の過程が促進される

 

ことになります。

 

つまり、

 

「異物を外に出す」力を強めることによって、早く風邪を治すことができるのです。

 

これは「鼻水を止める」「熱を下げる」という一般的な薬の役割とは正反対に、

 

「鼻水、熱を出し切る」ことで元の健康な状態に戻すことを目指す療法です。

 

そもそも、出し切れずに止めてしまった鼻水や咳、熱はどこにいくのでしょうか??

 

「症状」としては見えなくなっても、出し切れなかった不要なものは、体に蓄積されていくことになります。

 

これでは、本当の意味で健康な状態に戻ったとは言えないのではないでしょうか。

 

 

▲ホメオパシーと同じ考えに基づくフラワーエッセンスという自然療法もある

 

自然治癒力を高め、症状を出し切り、本来の健康な状態になることを目指すホメオパシー。

 

もう少し知りたいと思われた方は、

 

次回記事「ホメオパシー」ってなに?② ホメオパシーについてを知ろう~自然治癒力を高めよう~

 

もぜひ読んでくださいね。

 

ホメオパシーの個別相談を受け付けます!

 

ご自分やお子さんのことでご相談されたい方は、個別に下記までご連絡ください。

 

相談を受けるのはまだまだスタートしたばかりですが、一緒に勉強できたらと思います。

 

読んでいただいてありがとうございました。

 

山本 瑛子

JPHMA認定ホメオパス

https://jphma.org/homoeopath/h_ya/h_ya_47.html

akoyamamoto.homoeopathy@gmail.com

この記事を書いたママライター

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