雪道の先に待っていた、突然の衝突事故【後編】~シートベルトが、家族を守ってくれた日~

ちびマロン ちびマロン

 

この記事は雪遊びに向かう道中、突然の交通事故にあってしまった話の続きです。

 

▽前編はこちら

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雪道での突然の事故、その後の対応と現場の状況は…

 

夫がペシャンコの車の中にいる二人の女の子に「大丈夫ですか?」と声をかけている間、私は救急車を呼ぶため、車内から119番に電話をしました。

 

119番通報している様子

 

電話口の隊員の方に、事故の状況や人数、意識の有無を一つひとつ聞かれ、必死に説明します。

 

その途中、助手席側に座っていた女の子が、何度か呼びかけるうちにうっすらと目を開き、少しだけ言葉を発しました。

 

二人とも呼吸はしているようです。

 

けれど、とても自力で動ける状態には見えません。

 

割れた窓ガラスの破片が車内外に飛び散っていたため、「危ないから、動かないで!」と現場に居合わせた男性が駆け寄り、女の子たちに声をかけながら救助に加わってくれていました。

 

夫は、雪道であることと後続車の安全を考え車を安全な場所へ移動。

 

ほどなくして、救急車とパトカー、消防車が到着。

 

 

現場検証が始まり、同時に女の子たちの救助が行われました。

 

私は車内に戻り、息子たちを抱きしめました。

 

「怖かったね」

 

母親が、息子二人を抱きしめている様子

 

息子たちは、衝突するまでの一部始終は見ておらず、ドーンという衝撃だけを受けて驚いたとのこと。

 

そのおかげで、恐怖は最小限に抑えられたと思います。

 

二人とも数分で落ち着き、現場検証の間は車の中でおやつを食べながらテレビを見て過ごしていました。

 

交通事故のあと、さまざまな対応を終えて心に残ったことは…「○○のおかげで、家族が守られた」

 

夫は、雪の中で警察の事情聴取に対応。

 

現場検証

 

一方私は、損傷した車のフロント部分を応急処置するため、およそ50メートル先にあったホームセンターへ…。

 

そこでガムテープ、ハサミ、麻ひもなどを調達。さらに、事故現場には車体の一部と思われる大きな破片が散乱していたので、それを拾い集めます。

 

車のフロント部分に大量に飛び散っていた相手車両のガラス片は、消防車に積まれていた竹ぼうきを借りて取り除きました。

 

地面に飛び散った細かな破片は、雪と混ざって判別できず、放置するしかないとのこと。

 

・女の子たちの救助

・警察への説明

・現場検証

・道路の清掃

・車の応急処置

 

事故の影響で、道路は約1時間半にわたって通行止めとなり、大きな渋滞が起きていました。

 

応急処置を施した事故車両

▲外れていたバンパーを麻ひもで固定し、配線一本でぶら下がっていたフォグランプはハサミで切り取りました。

 

すべての対応が終わり、ギリギリ自走できる状態まで応急処置を施したあと、私たちは家へ戻りました。

 

心の底から思ったことは、全員がシートベルトを着けていて、本当によかった。」

 

子どもが「シートベルトが嫌だ!」と泣き叫ぼうが、泣いてゲロを吐こうが、どんなときも外さずに着けさせてきてよかった。

 

本当に、そう思います。

 

osakamamachat

 

事故が終わっても、気持ちはまだ現場に残っていた

 

車がドリフトした時の対処法、あなたは知っていますか?

 

家に帰ってから、夫と改めて事故の話をしました。

 

相手の車が、何もできないまま横向きで滑ってきたことについてです。

 

夫は「きっと、雪道での運転の仕方が分からなかったのだろう」と。

 

凍結した路面で車がドリフトしてしまうと、ブレーキを踏んでもハンドルは思うようにきかない。

 

雪道で車が滑って動揺している女性

 

そんなときは、逆にアクセルを踏む必要があるのだと、夫は教えてくれたのです。

 

正直、私は知りませんでした。

 

もし自分が同じ状況に置かれたら、果たして冷静に操作できるだろうか。

 

アクセルを踏む、という発想はまったくありませんでした。

 

「知っているかどうか」で、結果は大きく変わるのかもしれない…そう思うと、ぞっとします。

 

車のフロント部分は、事故で衝撃を受けることを前提に作られている

 

エンジンルームやフレームには、クラッシャブルゾーンと呼ばれる衝撃吸収構造があります。

 

この部分はぶつかった瞬間にあえて潰れることで、衝撃を分散させるよう設計されています。

 

つまり見た目は大きく壊れて見えても、それは乗っている人を守るための壊れ方なんです。

 

一方で、サイド(側面)はまったく違います。車の側面はドア1枚分の厚みしかなく、そのすぐ内側に人が座っているだけ。

 

フロントのように衝撃を受け止める余白がほとんどないため、側面は少しの衝撃でも力が一点に集中し、一気に凹んでしまいやすい構造なのだそうです。

 

夫は、こうした車の構造を理解していました。

 

そしてあの瞬間、もう避けきれないと判断したため、無理にハンドルを切ることはしなかったのです。

 

できることはただ一つ、ゆっくりと減速すること。側面ではなく、フロントで衝撃を受け止める。

 

そのために、最後まで冷静にブレーキを踏み続けたのだと話していました。

 

運転するときの心構え

 

今回、結果的に私たちの車は大きく損傷してしまいましたが、大きな怪我がなかったのは、夫が雪道での運転方法や車の構造を理解したうえで、冷静に判断ができたおかげです。

 

シートベルトの着用はもちろん、もしもの時に冷静に対応できるための知識の大切さを改めて痛感しました。

 

今回のことを、ただの“怖い出来事”で終わらせず、心に刻んで、これからも気をつけて運転していこうと思います。

 

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この記事を書いたママライター

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