今こそ家族で災害に備えて防災意識を高めよう!防災体験学習施設「大阪市阿倍野防災センター(あべのタスカル)」@大阪市阿倍野区

くまみく くまみく

防災 あべのタスカル アイキャッチ

 

突然ですが、あなたは万が一の災害に備えていますか?

 

日本は、「地震大国」といわれるほど、各地で多数の地震が発生しやすい国。

 

近年、大きな地震の発生が後を絶ちません。

 

地震に限らず、風害や水害、火災といった災害も、いつどこで起こってもおかしくはありません。

 

家族

▲家族の未来と安全を守るために。

 

今こそ、家族で災害に対する意識を高めるべきではないでしょうか。

 

今回は、防災について学べる施設をご紹介します。

 

あべのタスカルに行って防災について学んでみよう

 

大阪市阿倍野区には、大阪市阿倍野防災センター(あべのタスカル)という施設があります。

 

ここでは、無料で災害や防災について学ぶことができるんですよ。

 

さまざまなコースに沿って災害を体感することができたり、防災訓練をしたりすることができます。

 

今回私は、家族で防災や避難について学ぶ「タスカルコース(Cコース)」を体験してきました。

 

コース内容①タスケルシアター

 

まずは、スクリーンで災害の恐ろしさを体感することができます。

 

 

阪神淡路大震災の映像や、「日常生活で地震が起こったとき」をテーマにしたショートドラマが放映されます。

 

ドラマの中の地震のシーンでは、揺れに連動して座席が揺れていました。

 

小さい子どもは怖がってしまうかもしれませんが、途中退席もできるので安心してくださいね。

 

コース内容②減災を学ぶ

 

映像を見終わったあとは、隣の部屋に案内されます。

 

あべのタスカル 防災

▲ガイドさんに地震が起きたときにすることを教えてもらっています。

 

ここでは、地震が起きて避難するまでにやるべきことを学べますよ。

 

地震の影響で、漏電やガス漏れによる「通電火災」が発生してしまうことをご存じですか。

 

実際に、阪神淡路大震災の被害の6割が通電火災だったんだとか。

 

通電火災を起こさないためにも、火の元になるストーブのスイッチや電気ブレーカーを落として火事を未然に防いでいきましょう。

 

揺れが収まってからの行動が大切なんだと実感しました。

 

コース内容③消火を学ぶ

 

消火器を使った初期消火を学びました。

 

モニター画面の火が付いた油に向けて消火器で火を消します。(実際には消火の粉は出ません。)

 

消火器の使い方はガイドの方が教えてくれるので安心です。

 

あべのタスカル 消火器 初期消火

▲小2の息子とパパが挑戦!果たして、うまく消せるのか?

 

家族全員、消火器を扱うのは初めての経験だったのですが、無事消火成功しました!

 

コース内容④煙を学ぶ

 

煙が広がる部屋の外側から、どのように煙が広がっていくのかを見ることができます。

 

あべのタスカル 避難訓練 煙

▲煙の広がり方って上と下で全然違うんです!

 

火災の死亡原因のほとんどが、煙による一酸化炭素中毒なんだとか。

 

火よりも煙の方が恐ろしいかもしれませんね…。

 

煙の怖さを実感したところで、いざ、煙の中に入って避難訓練!

 

煙を吸わないために口を布で覆いながら、ゆっくりしゃがんで避難口へ進みます。

 

あべのタスカル 避難訓練 煙

 

コース内容⑤がれきの街

 

煙の中を抜けたドアの先は、地震後のがれきだらけの街でした。

 

あべのタスカル がれき 地震

 

建物は崩壊寸前、電柱や看板は今にも倒れてきそう。

 

実際にこんな光景が目の前に広がったら、絶望感しかないですよね。

 

そしてがれきの街では、プロジェクションマッピングで津波到達の様子を見せてくれます。

 

あべのタスカル 津波 プロジェクションマッピング

▲水の高さはあっという間にビルの5Fくらいの高さにまで到達。

 

隣には、津波発生時の最大浸水深を表したものも展示されていました。

 

あべのタスカル 津波 到達

▲5mの津波が襲ってくるなんて考えるだけで鳥肌。

 

あなたの住む地域は、どのくらいの最大浸水深でしたか?

 

50cmといえども、身長90cmほどの1歳児なら腰まで簡単に浸かってしまいます。

 

水だからといって、あなどってはいけないと改めて実感しますよね。

 

コース内容⑥震度7体験

 

最後に、地震の揺れを体験します。

 

 

身長制限(120cm)があるため、小2の息子とパパが体験しました。

 

体験する揺れは、阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)と今後発生すると想定されている南海トラフ地震の2つ。

 

外から揺れている様子を見ていたのですが、2つの揺れは明らかに違っていました。

 

しかし、どちらの揺れも激しく恐ろしいものでした…。

 

揺れを経験した息子は「パパがいたから大丈夫だったけれど、1人だったら怖かった。」と言っていました。

 

あべのタスカルでもっと「備え」について学んでみよう

 

体験コースは1時間ほどで終了しました。

 

体験コースが終わったあとも、備えを学ぶコーナーでもっと知識を深めることができますよ。

 

まずは、万が一のために置いておきたい防災バッグの中身や備えておきたいものの展示をチェックしましょう。

 

防災 避難 グッズ

 

防災バッグの中身は、長期保存ができる食料や水をしっかり常備することが大切と教えてもらいました。

 

一度にこれだけの防災グッズを用意するのは大変。

 

だからこそ、普段から買い置きしておくべきだなと感じました!

 

 

そして防災を学べるコーナーには、クイズコーナーもあり大人も子どもも挑戦できるのでぜひ、全問正解を目指してくださいね!

 

キッズしょうぼうパークで楽しく防災を学ぼう

 

入り口の近くには、キッズしょうぼうパークがあります。

 

あべのタスカル キッズしょうぼうパーク

 

消防車や救急車の乗り物があるので、記念に写真を撮ることができます。

 

あべのタスカル キッズしょうぼうパーク

▲こんな顔してますが、消防車乗れて嬉しい~って言ってました。

 

キッズしょうぼうパークでも、子ども用の防災クイズに挑戦できますよ。

 

あべのタスカル キッズしょうぼうパーク クイズ

 

いきなりですが、クイズです! 学校の避難訓練でも使われるのですが、あなたはわかりますか?

 

防災 クイズ

▲正解は「押さない・走らない・しゃべらない・戻らない」の頭文字。

 

このような防災や火災に関するクイズに挑戦すると、景品としてレスキューパンダのたすけるくんカードがもらえます。

 

クイズ 景品

▲正解するとカードがキラキラのスペシャルカード!

 

ぜひクイズに挑戦して、記念にもらってくださいね。

 

あべのタスカルに行って変わった我が家の防災意識

 

あべのタスカルに行くまでは、恥ずかしながら家の防災対策はほとんどしておらず、災害に対する危機感もあまりなかった我が家。

 

今回実際に目で見て、からだで体感したことで、できることから変えていこうと意識するようになりました。

 

防災バッグ

▲まずは防災バッグの中身の見直しから始めてみよう。

 

1度体験すれば、次からは違うコースも体験することができるので何度でも行って防災意識を高めたいと思います。

 

大阪市阿倍野防災センター(あべのタスカル)は、無料の施設なので気軽にいつでも行くことができますよ。

 

我が家は電話予約して行きましたが、空きがあれば予約なしでも行けるので、まずはお気軽に問い合わせてみてくださいね。

 

▼堺市で防災体験するならココ!▼

 

消防士になりきって炎を消火せよ!「堺市総合防災センター」が4/15オープン!@堺市美原区

あべのフォルサ内3F 大阪市阿倍野防災センター(あべのタスカル) ADDRESS
〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目13番23号
TEL
06-6643-1031 ※電話受付時間:午前10時~午後5時45分まで(休館日除く)
OPEN
午前10時〜午後6時(入館の最終受付は午後5時30分)
CLOSE
水曜日・毎月最終木曜日(祝日の場合はその翌日) 年末年始(12月28日~1月4日)  
ACCESS
JR「天王寺」駅(中央改札口より南へ約700m)
PARKING
あり(無料)
あべのタスカルHP>>>

この記事を書いたママライター

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“今こそ家族で災害に備えて防災意識を高めよう!防災体験学習施設「大阪市阿倍野防災センター(あべのタスカル)」@大阪市阿倍野区” への4件のフィードバック

  1. くみみん くみみん より:

    こんにちは。この施設いいですね。
    お祭りで震度の体験出来る車には娘と乗りましたが、煙や瓦礫の体験はリアルですね。
    一年生の娘が訓練で「おはしも」を学び教えてもらった所でした。行ってみたいと思います~

    • 川上 未来(くまみく) 川上 未来(くまみく) より:

      くみみんさん♡コメントありがとうございます!
      本当にがれきの街に入ると災害をリアルに体感できます。
      今後起こるかもしれない地震や災害に対して気が引き締まりました。
      ぜひお子さんと一緒に行ってみてください!

  2. アバター naan より:

    一度行っただけでは、またしばらくすると意識が薄れていくので、防災センターへは定期的に足を運びたいですね!

    • 川上 未来(くまみく) 川上 未来(くまみく) より:

      編集長♡コメントありがとうございます!
      そうなんです!やはり当事者ではない時点で、ニュースを見てもどこか他人事になってしまいがちなんですよね…。
      定期的にこのような体験をしてより意識を高めたいところです!

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