【タイ在住ママコラム】びしょ濡れで楽しむお祭りが世界中の観光客に大人気!タイ旧正月「ソンクラーン」の魅力と遊び方

タイ在住ママライターSHINOBUが綴る、タイのお正月シリーズ第三弾!
タイには、お正月が年に3回あるのはご存じですか。
1つ目は、1月1日の「西暦のお正月」
2つ目は、春節と呼ばれる「中国の旧正月(チャイニーズニューイヤー)」
そして3つ目が、今回ご紹介するタイの伝統的なお正月「ソンクラーン」です。
これまで第1弾・第2弾とタイのお正月を順番にご紹介してきましたが、いよいよ今回は、最大の盛り上がりをみせる「ソンクラーン」の登場です!
第1弾はこちら♪
第2弾はこちら♪
読めばきっと、「私も体験してみたい!」と思えるはず!
タイの熱気あふれるお正月文化を、ぜひ最後までお楽しみください。
最初はお祭り騒ぎではなかった!?タイの伝統的なお正月「ソンクラーン」とは
「ソンクラーン」とは、タイの旧正月にあたる伝統行事です。
現在は、タイ政府により4月13・14・15日の3日間が祝日として定められており、全国的に盛大に祝われます。
この時期は多くの人が故郷へ帰省したり、旅行へ出かけたりするなど、タイ国内が活気に包まれるんですよ。
▲街のあちこちに清めの水をかける仏像が設置されます
もともと「ソンクラーン」は、家族が集まり仏像に清めの水をかけて敬意を表すとともに、年長者の手に水を注いで感謝と祝福の気持ちを伝えるという、落ち着いた行事でした。
しかし、近年ではその習慣が発展し、街中で水をかけあうイベントとして変化!
今では、「水かけ祭り」として世界中の観光客にも知られる、タイ最大のお祭りのひとつとなっています。
タイの「水かけ祭り」は1年で一番盛り上がる!水かけ目当ての観光客も多数
▲お昼時のカオサン通りは子ども連れの和やかムードに♪
「ソンクラーン(水かけ祭り)」はタイで最も盛り上がる一大イベントです。
期間中は街の道路が歩行者天国になり、大きなトラックからの放水や、水鉄砲を手にした人たちによる水の掛け合い合戦が各地で繰り広げられます。
まさに無礼講ともいえる雰囲気で、老若男女・国籍問わず、誰もが一緒にびしょ濡れになって楽しむお祭りです。
この時期になると、世界中から観光客が集まり、毎年60万人以上の外国人旅行者がソンクラーンを目的にタイを訪れるほど!
その熱狂ぶりには、「本当にお正月!?」と驚いてしまうほどです。
タイの「水かけ祭り」ソンクラーンを誰よりも満喫するための3つのポイント
▲バックパッカーの聖地カオサン通りも水かけ会場に!
皆が熱狂して、大盛り上がりを見せるタイの伝統行事「ソンクラーン」。
そんな「水かけ祭り」を誰よりも楽しむためのコツをご紹介します。
1.水圧&水量最強の水鉄砲を手に入れる!
街のあちこちに給水ポイントが設置されていますが、何度も補給に行くのは正直面倒。
せっかくなら、水圧&水量最強の大型水鉄砲で参戦しましょう。
特に人気スポットでは、本気モードの参戦者も多いので、水鉄砲の性能=勝敗のカギとも言えます。
お気に入りの一本を見つけて、気合を入れて挑んでくださいね。
▲ソンクラーン期間中に登場する、水かけグッズ屋台!カラフルな水鉄砲が並びます。
2.自分に合った”水かけスポット”を選ぶ!
「ソンクラーン(水かけ祭り)」に参加できる場所はいろいろあります。
・歩行者天国(例、カオサン通り、シーロム通り)
・ショッピングモールのイベント(例、サイアム、セントラルワールド)
・子供向けのスポットや滑り台のあるスポット(例、ケイビレッジ、マハナコン)
自分に合った場所を見つけることが、無理せず楽しむ秘訣!
ちなみに我が家は、バックパッカーの聖地と呼ばれるカオサン通りのレストランで食事をしながら参戦しています。
時々休憩しながらできるので、子連れの方におススメです!
▲タイ料理とビールを楽しみながら、水かけに参戦できちゃいます!
3.トゥクトゥクやソンテウを貸し切って、各スポットを巡る!
一日、トゥクトゥクやソンテウ(赤色の乗合バス)を貸し切って、各スポットを巡るのも楽しみ方のひとつ!
移動しながら水をかけたり、観光地を回りつつ祭り気分を味わえたりと、ちょっと特別な体験になりますよ。
「色んな場所で水かけをしたい」「観光も一緒に楽しみたい」そんな方におススメです!
▲トゥクトゥク参戦なら移動も楽々!いろんなスポットを楽しめます。
「水かけ祭り」の参加者みんなが気持ちよく楽しむために、必ず守りたい「水かけルール」
毎年大いに盛り上がる「水かけ」ですが、誰もが気持ちよく参加するために守るべきルールがあります。
・水かけに参加していない人(アロハシャツを着ていない・水鉄砲を持っていない・明らかに参加しているように見えない)には、水をかけない
・働いている人(屋台の人・警察官・軍人)やお坊さんには水をかけない
・室内では水かけをしない
・朝8時と夕方18時は水かけをしない(タイではこの時間に国歌が流れ、その間は止まらなければならない)
・水をかけられても怒ってはいけない!
マナーを守れば、もっと楽しく、もっと心地よく「水かけ」を楽しむことができますね。
▲ソンクラーンの定番!カラフルなアロハシャツが大人気
▲オレンジの袈裟をきているお坊さんには絶対にかけてはいけません。仏教への敬意を忘れずに!
あなたもタイのお正月「ソンクラーン」を体験してみよう!
いかがでしたか。
タイの伝統行事「ソンクラーン」は、文化とお祭りの楽しさが融合した、まさに特別なイベントです。
来年の「ソンクラーン」には、ぜひあなたも参加してみませんか。
水しぶきとともに、笑顔はじける忘れられない体験が待っていますよ。
ルールとマナーを守って、タイの熱気と楽しさを全身で感じてみてくださいね。
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