【スペイン在住ママの子育て日記】深夜に広場で子どもが走り回る国スペイン!「孤育て」しないコツは◯◯◯だった
「孤育て」しないスペイン人
「こんなに小さいときから夜遊びしてたら不良になるで。」
スペインに住む私のもとに遊びに来た母が、ある光景を見たとき微笑ましそうに発したツッコミ。
その光景とは、23時頃の広い遊歩道でキャッキャと走り回る5、6歳ぐらいの子どもたちの姿でした。
夕食は早くて21時!? 世界一おかしな食事タイムの国スペイン
スペインには、レストランが店頭の歩道に席を設けて室外で食事ができる、いわゆるオープンテラスがたくさんあります。
暖かい時期になると、カップル、友達、家族づれのグループでいっぱい。
初夏の風にふかれながらのワインと生ハム、アヒージョ。。
これぞスペイン最高と思う瞬間の一つです。
そんなオープンテラスでは週末にもなると、子ども連れの数家族が集まって楽しそうに食事をしている光景をよく見ます。
なんと、スペインの夕食時間は早くても21時。
ちなみにお昼は14時頃。
たぶん、こんな変な食事時間の国はヨーロッパ、いや世界で唯一でしょう。
深夜に始まるスペイン人のスパルタ「社交性」教育
夕食が遅く始まるだけではなく、人が集まるととにかくよく喋る。
食事が終わっても大人たちはお酒を飲みながらしゃべり続けるので、当然子どもたちは集まって遊び始めます。
ベビーカーには、周りの賑やかさにも関係なくスヤスヤねむる赤ちゃんの姿も。
不良どころか、これは社交性を高める英才教育だとさえ思えてきます。
こんなに小さいころから、食べて、飲んで、笑って友達と会話をするパパママをみて育つ。
スペイン人が人懐っこい理由が分かります。
母国ではない土地スペインでの子育て。。実際のところはどう?
「スペインでの子育てはどう?」とよく聞かれますが、私は「しやすい」と答えます。
「どんなところが?」と具体的なことを聞かれると、子育てにやさしい制度とかがいくつか頭に浮かばないわけではないんです(またそれも別の機会にお伝えできればと思います)。
でもその前に、この「社交性」がなによりも子育ての助けになっていると思うんです。
子どもができても、毎週末のように友達家族と集まるのはごく普通。
今週末はママの学生時代からの友達家族と、次の週はパパの趣味サークルのメンバー家族と、その次は共通の知り合いご近所の家族と。。。
みたいな感じで、夫婦・子どもを含めて数家族が関わる。
子どもができる前と形はちがっても、人と関わる時間を子育てのせいで犠牲にすることはありません。
そこでうまく情報交換、ストレス発散ができる。
ママ同士が旦那の愚痴を言い始めて、「聞こえてるんちゃう?」って私が勝手にひやひや。
横を見ると、男性軍はサッカーの話で盛り上がって全然聞こえている様子はなし。ホッ。ということも何度かありました。
日本人の私がスペインでの子育てから学んだこと
人の悩みの90%は人間関係といわれています。
しかしその反面、人とのつながりが幸福度を高めることも証明されています。
保育所の数、産休、育休の制度など、子育てのしやすさには国が関わってくる仕組みが大切なことは言うまでもないです。
でも、ベースにある「つながっていたい」というスペイン人の社交性こそが、子育てで行き詰まらない最大の武器なのではと思います。
単調な割には重労働な子育てという仕事を、一人で抱え込んでしているとつらい。
積極的につながりを大切にすることで「孤育て」しないことが、私がスペイン人から学んだ子育てのコツです。
今回はスペイン人の社交性について話しましたが、今後もどんどんスペインの子育て事情を更新していきます!
お楽しみに〜!
今日の記事のスポンサーは、おうちの買い方相談室 大阪堺店 様
でした。
いつもありがとうございます。