なんと無料!大阪造幣局の工場見学+博物館で、深~く・面白~く、貨幣を学ぶ!
造幣局といえば、桜の通り抜け。
・・・も有名ですが、そう、貨幣を作っているところ!
その造幣局を無料で見学できるって知っていましたか?
▲大阪市に本局があり、さいたま市と広島市に支局があります。
工場内に見学用の廊下が設けられ、ガラス越しに貨幣の製造過程やできたてホヤホヤの貨幣を見ることができるのです!
▲世の中にまだ流通していない令和元年の500円玉
予約について
造幣局の工場見学は、1名~受け付けてもらえます。
空きがあれば当日予約なしでも可能ですが、夏休みの予約枠はすでに埋まっていることも予想されます。
あらかじめ工場見学予約サイトで予約していくのをおすすめします。
予約は、2カ月前の月初め~見学希望日の前日まで可能。
※たとえば、2019年10月の予約は2019年8月1日スタート。
空きがあるかどうかは、予約サイトや電話で確認ができます。
なお、併設されている造幣博物館の見学は予約不要で、9:00~16:45(入館は16:00まで)となっています。
造幣局って何するところ?
では、実際に造幣局大阪本局を訪れた様子をお伝えします。
正門を入って左手に守衛室があります。全員が揃ったら、ここで受付ができます。
館内はガイドの方が説明をしながら案内をしてくれます。
う~ん、本格的!!
・造幣局では貨幣のみを作っている(紙幣は東京都港区にある国立印刷局で作られている)。
・オリンピック入賞メダルや勲章などを作っている。
・指輪など、貴金属製品の品位証明を行っている、などなど。
来たる2020年には東京オリンピックが開催されるため、オリンピック記念硬貨についての話が盛り込まれていました。
夏休みに行けば、小学生にはクリアファイルとパンフレットの他に、夏休みの学習シートがもらえますよ!
未就学児は来館記念にシールがもらえます。
いよいよ工場へGO!
さあ、トイレ休憩と水分補給を済ませたら、いよいよ工場へ向かいます。
桜の通り抜けの道を通り、工場へ。
▲正門から200メートル程離れた場所に工場があります。
社会見学の際、2クラス分の小学生が乗ったこともあるという大きなエレベーターで3階へ上がります。
お金の材料を炉で溶かし、ひきのばして貨幣の厚みの板にして巻き取るまでの工程は、広島の工場で作業しています。
大阪の工場では、伸ばした板から丸い貨幣の形に打ち抜く工程から行っています。
▲ほとんどの工程が機械化されているので、人の姿はごくわずか。
▲模様をつける型、いわば判子ですね。
▲柄の入る前の円形(えんぎょう)と圧印後の貨幣など展示も多数。
博物館も見学無料!
工場見学のあとは、併設されている造幣博物館を見学します。
造幣博物館では、古代中国の貨幣から日本の貨幣、オリンピックの入賞メダルや勲章・記念貨幣など、約4000点の展示とパネル解説があり、貨幣の歴史についても勉強ができます。
こんな変わり種の貨幣も展示されています。
▲ニウエの2ドル銀貨幣
他にもハローキティやディズニーのデザインのものまで多数の展示があり、楽しませてくれます。
体験コーナーで盛り上がる
貨幣袋や20キロの千両箱を持ち上げるコーナーや、金塊をさわれるコーナーでは、子どもたちは特に楽しんでいました。
▲貨幣袋は重たい…!と大人も子どもも大盛り上がり。
お勉強もできて、大人も子どもも楽しめる。
素敵ですね!
イベントがおもしろい!
造幣博物館では毎月イベントが行われています。
①館内ガイドツアー…造幣博物館で館内の常設展示の見どころを解説します。
②拓本体験…江戸時代の寛永通宝、文久永宝などの古銭の拓本をとり、その拓本を「しおり」にして持ち帰ります。
③鋳造体験…溶けた金属を鋳型に流して、富本銭や和同開珎のレプリカを作ります。レプリカは持ち帰りOK!
④缶バッジ製作…明治時代の貨幣などをデザインした缶バッジを作ります。缶バッジは持ち帰りOK!
⑤クイズラリー…館内の展示品に関するクイズを出題します。
しかもこれらは参加無料!
ただただ驚きで嬉しいです。
詳しくは造幣局HPイベントのご案内をチェック!
夏休みの特別展開催中
夏休み期間中は、造幣博物館にて「世界のおもしろ貨幣展」が開催中です。
暗闇で光るコイン、変わった形のコイン、動植物をデザインしたコインなどなど、おもしろい貨幣に出会えますよ!
※令和元年7月20日 (土) から9月1日 (日) まで
夏休みは、子どもたちに貨幣に親しんでもらうチャンスですね!
オリンピック記念硬貨ゲット!
ところで、工場見学のビデオ学習にて、こんな話を聞きつけました。
なんでも東京オリンピックの大会記念貨幣(第二次発行分)の百円クラッド貨幣(6種類)が、令和元年7月24日(水)から銀行の窓口で手に入れられるとか!
※100円でクラッド貨幣1枚と交換できます。
さっそく息子たちと銀行へ行ってきました!
これも日本で開催される五輪の思い出の1つになりますね。
まだ在庫があるかもしれません!
お近くの金融機関にお問い合わせ下さいね。
第三次発行分は令和2年の1月頃から発行予定とのことなので、財務省のHPを要チェックです!
※詳細は令和元年の12月頃に財務省が発表
家に帰ってから、ふと昔息子が田舎から持って帰ってきた貨幣を出してみてビックリ。
江戸時代の貨幣!
▲寛永通寶(かんえいつうほう)、など江戸時代の通貨の1つ。
他にも6年間しか発行されていなかった、側面に刻みのある10円玉(通称ギザ10)や、現在のものと大きさの違う50円玉、偽造対策が強化される前後の500円玉などが出てきて、息子と盛り上がりました。
皆さんのご自宅やご実家にも、昔の貨幣や記念硬貨が眠っているかもしれません。
三世代で造幣局を見学し、貨幣についての話題で盛り上がるのも楽しいですね!
【造幣局本局】
PLACE
大阪市北区天満1-1-79
TEL
06-6351-6150
ACCESS
JR環状線「桜ノ宮」駅又は「京橋」駅下車、徒歩約15分
JR東西線「大阪天満宮」駅下車、徒歩約15分
地下鉄谷町・京阪本線「天満橋」駅下車、徒歩約15分
地下鉄谷町・堺筋線「南森町」駅下車、徒歩約15分
バス「桜の宮橋」停留所下車すぐ