詐欺電話がかかってきたママライターが激白!!なりすまし警察官とのやり取り・詐欺電話対策を公開!!

知らない番号からの電話、あなたは出ますか?
私のスマホは家の電話代わりなので、とりあえず一度は話を聞きます。
いつも通り電話に出た私に、電話口から衝撃の一言が飛び出しました。
「〇〇(私の本名)ですか?警視庁捜査二課の〇〇です。」
な、なんと警察官を名乗る男性からの電話!
恐らく詐欺電話だろうと思いつつ、本名が合っているのでとりあえず話を聞くことにしました。
詐欺師の手口とは!?
「緊迫した話し方の詐欺師」VS「警察24時&刑事ドラマ好きのライター」、ついに対決開始!
▲電話がかかってきた時、私は人気刑事ドラマ「相棒」を見ていました
まず詐欺師が伝えてきたこと。
・愛知県警から捜査依頼で電話をしています。
・身分証を持って、愛知県警に来てください。
「待って…、待って…なぜに愛知県警よ!?」と、ツッコミどころ満載。
もちろん、距離的に無理ですよね。
すると詐欺師は「どこにお住まいですか?」と聞いてきます。
詐欺師の質問から個人情報は、「氏名」と「スマホの番号」だけが流出している可能性が高い。
絶対に素直に答えてはダメですよ。
話をそらすために私がしたことは「詐欺師の情報を聞き出す作戦」!!
突然の警視庁からの電話でメモを取り損ねたので、再度相手の情報を教えてもらいました。
メモ帳がなく、そこら辺にあったプリントに走り書きです。
相手の名前と階級を聞き出します。
▲モザイクかけている所は、着信番号と折り返し番号をメモ。
聞き出していると、相手が「警視庁が近いですか?」と尋ねてきました。
しかし、愛知県警にも警視庁にも行くことは不可能。
応えはもちろん「NO!」。
詐欺師の狙いが分からないまま、電話は続きます。
詐欺師の目的は…??
「行くことが無理なら、電話でお話します」と詐欺師が提案してきます。
詐欺師からの電話での条件は、、
・電話で事件の概要を20分くらい話します。
・録音させてもらうので、雑音や騒音がない場所でお願いします。
20分は長い!!
「折り返すので、電話番号を教えてください」と、折り返し番号を聞き出しました。
なんと、番号検索すると本物の東京公安委員会の番号!!
驚きつつもう一押しと思い、「問い合わせた時に何についてか聞かれると思うので「事件の題」を教えてください。」と食い込んでみました。
自分で言った「事件の題」という言葉がじわじわきてしまい、笑いをこらえつつ折り返す旨を伝えて電話を切りました。
最後まで何の事件かは教えてもらえませんでした。
そして電話が終わった後、私は通話録音の存在に気がつきました。
通話録音を使う機会がなかったですが、こんなときに活躍しますね!
詐欺電話の後は何をする??
ドキドキの詐欺電話の後は、「騙されなくてよかった!」ではなく最寄りの警察署に連絡をしましょう!!
直ちに警察署に電話をかけ、担当部署の方に詐欺電話の内容を伝えました。
その後、警察官が自宅に来て事情聴取となりました。
スマホの着信履歴やメモしたことをお伝えして、聴取は完了です。
担当の警察官に、疑問に思ったことを聞いてみました。
詐欺電話の実態
最近の詐欺電話は、老若男女関係なくかかってくるそうです。
「+(プラス)」で始まる国際番号の着信が多いそうですが、私にかかってきた番号は「091」でした。
詐欺目的はお金以外にキャッシュカードや個人情報も狙わているので、決して個人情報は電話口でも伝えないことが大切。
いろいろな情報やカードが、狙われているんです。
警察官がキャッシュカードや身分証を預かることはないので、他人には渡さない。
1度あると、またかかってくる可能性も高い!!
今回の続きで、「裁判バージョン」があるかもしれませんと、教えてくれました。
「続編あるの??裁判編!?」
詐欺師側の必死さを切実に感じる、警察官の一言でした。
詐欺電話は通報案件。
詐欺電話は何度もかかってくる可能性があります。
その都度、警察署に通報し情報を提供しましょう。
また、詐欺電話かどうか判断がつかない場合も、一人で悩まずに最寄りの警察署に相談するのが最善です。
被害がない・緊急性が高いわけではないので、私は最寄り警察署に電話をかけました。
「110」と警察署の番号との違い。
警察に通報するときはどっちにかけたらいいのか悩み、警察官に聞きました。
「110」は発信源をGPSで特定し、最寄りの警察署と連携するそうです。
GPSで場所がある程度わかり、住所など細かく伝える時間が短縮。
警察署は大きな窓口にまず電話がつながり、そこから関連する部署に電話を繋げて対応します。
詐欺電話の場合は「110」と警察署、どちらでもOK!!
被害があり緊急性が高いなら「110」ですよ。
親切な警察官に対応していただき、疑問もすっきり!
最後に「家族や友達に注意喚起をしてあげてくださいね!」と爽やかに帰って行きました。
詐欺について情報収集することが大切!
詐欺は思っているよりも身近で起きているのかもしれないと、この体験を通して実感しました。
警察24時をテレビでみたり、SNSで詐欺の書き込みを読んでみたり、普段から詐欺に対して情報をキャッチしていたおかげで私は被害もなく無事。
情報を知っておくことは大切ですね。
大阪府警察配信の「安まちメール」の活用術
大阪府警察では、事件や不審者・詐欺情報など安まちメールを配信しています。
ママオアシスでは以前「安まちメール」をご紹介しましたが、あなたは登録していますか?
私が対応した詐欺電話もホームページで紹介され、市民に注意喚起をされています。
安まちメールは様々な詐欺手口や頻度もすぐにわかり、とても便利ですよ。
詐欺師は詐欺のプロ、あなたを騙す気満々です。
「自分は騙されないぞ!」と日頃から思っていても、迫真迫る演技の詐欺師といざ話すと、本当なのかなと判断に困るかもしれません。
自分にできる詐欺に対する意識づけに、まずは警察からの情報に目を向けてみてはいかがでしょうか??
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