子どもの頃に見たアニメ「世界名作劇場」って知ってる?

あなたはどの世代?今だからこそ見てほしい「世界名作劇場」
どうも、子どもの頃をテレビと共に生き、テレビがすべての世界の中で生きていたテレビっ子のくみみんです。
今回は今だからこそ全人類に見てほしい「世界名作劇場」というアニメをご紹介したいと思います。
世界名作劇場ってなに?
世界名作劇場は日本アニメーションが制作企画を行い1975年からフジテレビ系列で放送されたアニメです。
毎週日曜日の夜19時半から30分間放送されていて、今年で放映開始50周年。
▲HPより引用
放送開始から22年間も続いたアニメシリーズで、基本的に1年間同じ物語を放送していました。
1997年に終了しているので、今の20代、30代前半の方はリアルタイムでは見たことがない人が多いのでは??
40代のわたしがオススメする激押し作品をご紹介します
世界名作劇場は「名作」と名のつく通り、原作は昔から読み続けられている作品をアニメ化したり原作をもとにしたものです。
子どもにも分かりやすく、名作を知れるアニメがあるのは良い事ですよね。
家族ロビンソン漂流記ふしぎな島のフローネ
▲HPより引用
ふしぎな島のフローネはヨーロッパからオーストラリアに移住する一家が、航路の途中で嵐に合い座礁し無人島で生き延びる姿を描いた作品です。
原作は「スイスのロビンソン」がもとになっていて、一家は男兄弟が登場しますが、世界名作劇場では主人公を女の子のフローネに変えて放送しています。
一家に起こる無人島でのできごとが、見ていてドキドキしたのを覚えています。
はじめに海岸に家を作って住んでいた一家はオオカミに襲われ、木の上に家を作り転居するのですが、子ども心に木の家にあこがれを抱きました。
▲木の上の家のイメージ
余談ですが、フローネの登場人物にサザエさんで、波平の声を担当している永井一郎さんが登場します。
ハリーポッターのダンブルドア校長やドラゴンボールのかりん様、ロードオブザリングのビルボ・バギンズの吹き替えなどを2014年に亡くなるまで担当されていた声優さんです。
フローネでもあの声が聞けて嬉しくなりますよ。
▲原作本も持っています左はトム・ソーヤーの冒険
小公女セーラ
放送後の月曜日休み明けの小学校では、小公女セーラの話題でもちきりでした。
▲HPより引用
小公女セーラの原作は児童文学の「A little princess(リトルプリンセス)」
それまで全体にソフト路線だった「世界名作劇場」シリーズの中にあって、いじめを扱うなど異彩を放つ作品となっています。
この作品をリアルタイムで見ていたので、一番覚えている作品です。
大富豪だった父を亡くし、身寄りがなくなったセーラは、寄宿学校の使用人として屋根裏部屋で暮らすことになります。
心無い言動をする人にも心優しく接しながらも、決して負けずに生きるセーラ。
最終的には、亡き父の財産を管理する友人と出会い、幸せを手にします。
▲HPより引用 3月に東京でトークショーが行われます
「セーラがんばれ!!」「負けるなセーラ」といつも応援していました。
子どもの頃、どんな人にも優しく接するセーラの態度を見て学んだことをよく覚えています。
赤毛のアン
赤毛のアンはつい最近全話見た作品です。
赤毛のアンと自分の娘が重なって毎話笑ったり泣いたり、忙しい日々を送っていました(笑)
▲HPより引用
カナダのプリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズに住むマシュウとマリラの兄妹に引き取られた孤児のアン。
グリーン・ゲイブルズでの生活や、親友ダイアナや同級生ギルバートたちと過ごす学校生活の中で、失敗しながらも聡明な女性に成長していくアンのお話です。
子どもから大人になった自分と、これから大人になっていく娘とが重なって本当に胸が熱くなる作品です。
今は寝る前に原作を子どもと一緒に読んでいます。
この作品には、アンが「想像」する場面がたくさん登場します。
アンにとっての「想像」とは、たとえ不幸に感じる瞬間であっても、幸せを感じられる想像でした。
「想像」することはとても大切なのではないかと考えさせられます。
例えば、お店で何かをしたらどんな影響があるのか、やってはいけないことをしたらどうなるのかを事前に「想像」する力を育むことも重要なのではないかと感じます。
今年は世界名作劇場は50周年の記念イヤー
世界名作劇場は放送開始から50周年ですが、今もグッズやイベントなどが行われ人気の作品です。
何年か前にセブンイレブンで限定発売していたお皿がわが家では今も現役。
▲非売品のお皿
そして50周年の節目に、関西ローカルのサンテレビでは、平日朝の時間に世界名作劇場が放送されていますよ。
▲サンテレビHPより引用
日本アニメーションの公式youtubeでは先ほど紹介した「小公女セーラ」も視聴可能ですよ。
4月からはEテレで「アン・シャーリー」放映開始されます。
▲HPより引用
当時は30分放送でコマーシャルもあり、次の話を見るまで1週間待たなければなりませんでした。
アニメの主人公のセリフは文学的で長いものが多く、サブスクリプションでアニメを一気に観ることに慣れている今の子どもたちは、つい早送りしてしまうかもしれません。
ですが、この作品はぜひじっくりと時間をかけて味わってほしいアニメです。
他にもピータパンや若草物語、フランダースの犬、あらいぐまラスカル、トムソーヤーの冒険、母をたずねて三千里など名作がたくさん♪
ぜひ日本アニメーションのHPもチェックしてみてくださいね。
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