【3.11】被災者の3割は家具の下敷き?チェックしよう 我が家の『家具の固定と配置』
自然豊かな反面、災害も多い国、日本。
家族のために備えていますか?
防災訓練で学ぶこと
先日、町会の防災訓練に参加しました。
わが町の防災訓練は2年に一度。
中学校区の町会がすべて参加し、参加者は200人程と、なかなか大規模に行われます。
お昼ごはんにはカレーの炊き出しがあります。
大きなお鍋でたくさん作るのでなかなか美味しいです。
カレーが食べられるのが参加する理由のひとつ(笑)。
防災訓練では毎回いろいろなテーマがあります。
心臓マッサージの仕方や簡易担架の作り方など、いろいろ学ばせてもらっています。
今年のテーマは『家具の固定』。
家具・家電、固定していますか?
参加した方数人に聞いてみましたが、固定をしていない方が多かったです。
なぜ家具の固定が大事なのでしょう???
中越地震では、3割強の被災者が、倒れてきた家具で下敷きになったり怪我をしたというデータがあります。
下敷きになったり怪我をしていたら、早急に避難ができません。
また阪神淡路大震災を経験した友人から聞きましたが、マンションの隣の家のピアノが壁を突き破って出てきたそうです。
近々起こると言われている南海トラフ巨大地震では、大阪は震度6の予測が出ています。
固定されていない家具は倒れます。
テレビなどは飛んできます。
想像するだけでも恐ろしいですね。
でも、大丈夫!
備えあれば憂いなし。
早速家具の固定をしていきましょう!
家具はどうやって固定するの?
いろいろな固定器具がありますが、一番安心なのは「金具と壁を金具で止める方法」です。
L字型の金具は、家具の背面に沿わせ下向きにつけたほうが強度が増します。
POINT
壁の中にある間柱にしっかり取り付けることが重要。
壁板につけただけでは、地震の揺れで外れます。
ただ、この方法だと壁や家具に傷がついちゃいます。
「大事な家具や家に傷をつけたくない…」
「うちは賃貸だから壁に傷をつけられない…」
さまざまな理由で金具を取り付けることができないことも。
そんなときは「突っ張り棒」!
粘着シートとあわせることで、L字型の金具と同じくらいの強度を持たせることができます!
POINT
突っ張り棒はできる限り壁に近づける。
天井の強度がない場合はあて板で補強する。
我が家も早速つけてみました。
クマが主役な写真になっていますが(笑)、天井にあて板をしています。
固定の器具はホームセンターなどで購入することができます。
ご家庭にあわせて使い勝手のいいものを選んで下さいね。
家具の配置にも注意!
家具の固定と共に大事なのが家具の配置です。
万が一家具や家電が倒れてしまったときに、扉をふさぐような置き方をしていませんか?
外への脱出が困難になります。
一度、家具の配置も確認してみてはいかがでしょうか?
自然災害はいつ起こるかわかりません。
大事な家族を守るために、家の中を点検し、災害に備えてみませんか?