食べた種を植えたら大きくなった「びわの木」・葉っぱで簡単びわ茶を作ってみよう♪

実家のびわの木、大きくなっていませんか?
実家や庭先で食べたびわ、「この種、植えてみよう!」と土に埋めた経験、ありませんか?
気づいたら立派な木に成長して、毎年たくさんの葉をつけているびわの木。

実は、その葉っぱには嬉しい効能がたくさん詰まっているんです。
今回は、そんなびわの葉を使った簡単な「びわ茶」の作り方をご紹介します。
琵琶?枇杷?どっちの漢字が正しいの?
「びわ」と聞いて、「琵琶(びわ)」の漢字が頭に浮かびましたが、この「琵琶」は楽器の「びわ」のことを表しています。
知っていましたか??

果物のびわは「枇杷(びわ)」と書きます。
今回改めて勉強になりました。
びわの葉の嬉しい効能
びわの葉は古くから民間療法で使われてきた薬草です。
主な効能をご紹介します。
咳や鼻づまりに :咳を鎮めたり、痰を出しやすくする働きがあります。風邪の季節におすすめです。
胃腸の調子を整える: 胃の炎症を和らげ、食あたりにも効果があると言われています。
お肌にも優しい :殺菌・消毒作用があり、湿疹やあせも、ニキビなどに外用として使われることも。
生活習慣病の予防: コレステロールを減らし、高血圧や動脈硬化の予防に役立つと言われています。
その他:むくみ改善、疲労回復、冷え性改善など。温湿布として使えば肩こりや腰痛の緩和にも効果が期待できます。

ショッピングサイトでは枇杷の葉を焼酎でつけて成分を抽出したものを「びわの葉エキス」として売っていたりするので、昔から重宝されていたのが分かります。
びわの葉エキスは抗菌性があり、うがいや湿布、化粧水などに使われています。
簡単!びわ茶の作り方

材料
・びわの葉:4枚
・水:2リットル
・お茶パック
手順
①葉を採取する
葉っぱを摘み取ります。
農家さんによると、太陽に一番当たっている昼間に採るのがよいとのこと。
太陽の恵みをたっぷり浴びた葉の方が、より効能が期待できるのかもしれませんね。

②葉の裏の白いひげを取る
葉の裏側についている白い産毛のようなひげを、たわしなどを使って丁寧に取り除きます。
このうぶ毛をきちんと取り除いていないと、飲んだ後に喉がイガイガする原因になります。

③細かく切る
キッチンバサミで葉を細かく刻みます。
細かく切ることで、成分が出やすくなります。


④天日干しをする
刻んだ葉を天日でしっかり乾燥させます。
カラカラになるまで数日間干しましょう。
よく晴れた日が続く時期がおすすめです。

※お好みで
天日干しせずに、フライパンで煎るのもOK。

▲油はひかずにシャカシャカ煎るだけ
香ばしいにおいがして、味もほんの少し焙じた感じを楽しめます。
天日干しもフライパンで煎るのも味に大差はなかったですよ。
⑤お茶パックに入れる
乾燥させた葉をお茶パックに入れます。
1回分ずつ小分けにしておくと便利です。
今回は葉を4枚で2パックできました。


⑥ヤカンで煮だす
鍋に水2リットルとお茶パックを入れ、弱火でじっくり煮出します。
15〜20分ほど煮出すと、きれいな茶色になり、びわの葉の香りが立ってきます。

⑦完成!
お茶パックを取り出して、できあがりです。
ヤカンで常温に冷やしてから、ボトルに移し替えました。

▲しっかり「お茶」の色が出ています
わが家の子どもも「びわ茶」が好きでよく飲んでいます。
くせもなく飲みやすい味ですよ。
まとめ
身近な植物から「お茶」を作ることができるなんて、家計にもやさしくありがたいこと。
わが家は今年の冬、農家さんからびわの枝を2本いただき、葉はすべて「びわ茶」にしました。
夏場は麦茶とも併用しながら、半年以上も作ったびわ茶を楽しむことができました。
葉を摘んで、ひげを取って、干して…という「ひと手間」かける時間も、なんだか楽しいひととき。
びわの葉が手に入ったら、ぜひ作ってみてくださいね。
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