花粉症に効くと噂の「じゃばら」をジャムにしてみました。鬼も逃げ出す強烈な酸っぱさがこんなにまろやかに!
花粉症への効能効果が期待され、有名になった果物を知っていますか?
それは、和歌山北山村でのみ自生し続けている珍しい果物「じゃばら」です。
他の果実とはまったく違った酸味の強さから「邪気を払う」と書いて「じゃばら」と読みます。
花粉アレルギーに効くと期待される「じゃばら」
じゃばらの抗アレルギー作用についての臨床データがこちら!
▲日本じゃばら普及協会から引用
じゃばらの果汁10mlを2週間飲み、効果を観察する実験がおこなわれた結果です。
グラフの青いラインが果汁を飲む前、赤いラインがじゃばらを2週間飲み続けた後。
症状が軽減されているのが分かります。
とはいえ、果汁はかなり強烈な味がするので1日10ml飲むのが限界です。
そこで、果汁より効果があるといわれている果皮を粉末にしたものを、1日380mg、15日間飲んでもらった実験結果がこちら!
参加した約67%の人が、花粉症への効果を実感したと答えています。
▲日本じゃばら普及協会HPから引用
じゃばらはどうして花粉症に効くの?
抗アレルギー作用が期待される「ナリルチン」が、じゃばらに多く含まれているからです。
主に柑橘系のくだものに含まれている「ナリルチン」ですが、じゃばらはミカンの約20倍!
特に皮には果汁の13倍多く含まれているので、サプリメントや粉末に加工して販売されています。
▲日本じゃばら普及協会HPから引用
じゃばらがあまり知られていない理由
じゃばらは、和歌山県北山村で人の力をいっさい借りずに自然交配によって誕生したといわれています。
村民の敷地に1本のみ生息していましたが、「独特の味はあるがおいしい」「広めたい」という村人達の保護活動により増加したそうです。
ただ、「鬼も逃げ出す酸っぱさ」といわれるほどの酸味が壁となり、なかなか「じゃばら」の魅力が広まりません。
そんなときに「花粉症に効くんだよ」という噂が出てくるようになったそうです。
実験を繰り返すうちに、「じゃばらは花粉症に良い」とメディアでも大きく取り上げられて、ようやく人気果実となりました。
生では食べられないじゃばらの強烈な酸っぱさ!
花粉症に効くとなると、じゃばらを試したくなりませんか?
私もそう思い探しましたが、スーパーには並んでいないので、商店街の果物屋さんにお願いして仕入れてもらいました。
じゃばらを買ったものの、切ったときの香りから「もう酸っぱい!」
すごい威力でした。
生ではたべられない強烈な酸っぱさ!
子どもと一緒に楽しむには酸味が強すぎるし、サプリメントより自然のままがいいですよね。
なので、酸っぱいものを甘く食べられるよう、ジャムを作ってみました!
皮までしっかり使った「じゃばらジャム」
パンやヨーグルトに合うので、朝食やおやつに使いやすいですよ。
生のじゃばらとは比べ物にならないくらい食べやすくなります。
とても簡単なので、ぜひ試してみてください。
①塩をつけて揉むようにして、じゃばらをきれいに洗います。
ていねいに、しっかりと揉み洗いしてくださいね。
②適当な大きさに切ります。(皮がむきやすいように)
③皮と果実に分けます。
▲皮は細く切ります。
▲果実はあとから使うので、冷蔵庫にいれておきましょう。
④皮をゆでます。
沸騰する直前に、弱火にして2~3分ゆでます。
これを2、3回くりかえして、冷ましましょう。
⑤てんさい糖(砂糖でもOK)を入れる
おなべに、「じゃばら」の皮と果実を入れて「てんさい糖」を入れていきます。
※我が家はてんさい糖を使っていますが、砂糖でもOKです。
「てんさい糖(砂糖)」の量はお好みにあわせて、味見をしながら増やしていくことをおすすめします。
⑥コトコトと煮詰めたら完成です。
こげないように気を付けて混ぜてくださいね。
いかがでしたか?
酸味が強すぎる「じゃばら」ですが、すこし手をくわえるだけで、取り入れやすくなります。
ドライフルーツにして紅茶に浮かべたり、入浴剤にすることもできますよ。
花粉症シーズンですので、ぜひセルフケアに取り入れてみてくださいね。
じゃばらをネットで買うならココ!
「じゃばら」をもとめて、遠方から和歌山まで足を運ぶ方も多く、メディアにも取り上げられています。
でもなかなか、現地まで行けない。
そんな方には、こちらの通販をおすすめいたします。
可能な限り農薬や肥料に頼らず、ていねいに育てている果物で安心♪
北山村のHPにもオンラインショップがありますよ。
人気商品は、すぐに売り切れてしまうので、早めにチェックしてくださいね。
じゃばらについて、もっと詳しく知りたい方はこちらのHPをご覧ください。