【南海男のウンチク話】南海電車は日本最古の○○!浜寺公園駅舎を設計したのは有名なアレを造った人!
関西空港連絡橋では、珍しい体験ができるんですよ。
どうもご無沙汰しております、南海男でございます。
物心がついた頃から南海電車一筋のわたくしでしたが、最近TRFのダンスに浮気ゴコロを抱いてしまいました。
(意外とキレッキレなんです)
それがここ最近ママオアシスでご無沙汰だった理由です。
しかし、やはり帰るべきところに帰ってまいりました。
今日は南海電車の魅力を再認識したわたくしが、回帰祝いに南海ウンチク話を語りたいと思います。
すごいぞ!南海電鉄
わたくしがこよなく愛する南海電車は、難波を拠点として大阪府南部から和歌山県北部に路線網を展開しております。
都心から郊外、そして空港に海に山岳地と、多彩なロケーションが楽しめるのが大きな特徴です。
ちなみに関西空港連絡橋では、珍しい体験ができるんですよ。
りんくうタウン駅~関西空港間の6.9kmは、JR西日本との共用区間となっていてですね。
同じ線路を異なる鉄道会社の列車が走る珍しい光景が見れるんです。
南海に乗りながらJRとすれちがえるという、鉄にとってはたまらないワンシーンを味わえる魅惑の区間です。
しかし、なんといっても南海電鉄のすごいところは、現存する日本最古の私鉄ということでしょう。
南海電鉄が創業したのは1885年(明治18年)ですから、来年2020年で創業から135年が経ちます。
ちなみに130周年のときは、記念に懐かしの緑のサザンが復活しました。
わたくし2歳、「南海男」と呼ばれ出した頃ですね。
135周年のときもなにか楽しいことをやってくれると、わたくしは南海電車に期待しておりますよ。
すごいぞ!浜寺公園駅
そんな素晴らしき南海電鉄ですが、堺に浜寺公園駅というレトロな駅があります。
普通電車しか停まらない小さな駅ですが、明治40年に竣工した駅舎は、国の登録有形文化財に認定されています。
現在高架駅建設中のため、駅舎は駅前広場に曳家移設され、カフェやライブラリー、ギャラリーやイベントホールとして活用されています。
▲改札口前のコンコースはイベントホールに
▲駅務室の跡はカフェとライブラリーに
今はこのように活用・保存されていますが、10年後に高架駅が完成したあかつきには、旧駅舎は元の位置に戻され、新駅の玄関口として使われるようです。
すごいぞ!金ちゃん
浜寺公園駅を設計したのは、明治時代に活躍した辰野金吾(たつのきんご)という建築家です。
「近代建築の父」と言われた辰野金吾が設計した代表的な建築物は、誰もが知る東京駅!
すごいですよね、東京駅を設計した人が浜寺公園駅駅を造っただなんて!
というかむしろ逆で、辰野金吾が初めて設計した鉄道駅舎が浜寺公園駅なんです。
きっと、東京駅の設計にも浜寺公園駅での経験が活かされていることでしょう。
東京駅のほかにも辰野金吾が設計に携わった建築物はたくさんあります。
関西でいえば、大阪市中央公会堂や日本銀行大阪支店、それから
奈良ホテルや河内長野にある南天苑もそうです。
▲大阪市中央公会堂。日銀大阪支店もすぐ近くにある。
赤レンガに白い石を帯状にめぐらせるデザインは「辰野式建築」と呼ばれ、当時多くの建築家がこれを模倣したそうですよ。
キレイになった浜寺公園駅周辺
最後になりましたが、浜寺公園駅周辺をご紹介しましょう。
駅前は現在ロータリーになっています。
松露(しょうろ)だんごが有名な福栄堂もすぐ近くにあります。
店の看板は創業当時のもの。
▲創業明治40年・・・! 駅舎竣工と同じときですね。
阪堺電車の駅もすぐ近く。
道を渡れば、浜寺公園です。
▲浜寺公園入り口から駅舎が見える
なんて素敵な浜寺公園駅。
なんて素敵な南海電車。
まさに南大阪の宝です。
みなさんも、お子さんに南海電車の素晴らしさを伝え、鉄男・鉄子にしてしまいましょう!
関連記事