【園★探検】幼稚園・保育園・認定こども園ってどうちがうの?我が家はどこがいいの?
いよいよ始まった園★探検シリーズ。
今回は、いろんな園を知る前にまず知っておきたいことをご紹介します。
それはそれぞれの園の違いです。
今の親世代が子どものときは、幼稚園と保育園の2つしかなかったのに、今はもっといろいろな種類の園があります。
よく耳にするものから聞き慣れないものまで出てくると思います。
我が子はどこに入るのが一番あっているかということを考えながら読んでくださいね。
保育園は生活の場
保育園は、親(保護者)からの申し込みにより、仕事や疾病などの理由で十分に子どもを保育ができない場合に、子どもを保育する施設です。
つまり、家庭に替わって子ども(0~5歳の乳児および幼児)を保育(養護と教育が一体となった保育)するため、児童福祉法に位置付けられた「児童福祉施設」なのです。
利用できるのは、
・就労
・妊娠・出産
・保護者の病気や障害
・親族の介護・看護
・就学 (学校、職業訓練校など)
・求職活動 (起業準備を含む)
・育児休業を取得中に、すでに保育園を利用している子どもがいて、仕事に復帰する予定があるとき
・災害時
などの場合です。
多くの保育園は生後57日以上から預けることができます。
※ただし、保育施設によって対象月齢は異なります。ご自身の事情、条件に合うところに問い合わせてみましょう。
保育園の管轄は厚生労働省で、児童福祉法等に基づき保育を行います。
幼稚園は学ぶところ
一方幼稚園は、小学校以降の教育の基礎をつくるための幼児期の教育を行う学校です。
幼稚園ママは専業主婦・・・というイメージがあるかもしれませんが、そうとは限りません。
子どもが幼稚園に行っている時間(1日4時間程度)に働いているママもたくさんいて、誰でも利用できます。
最近では預かり保育を行っている幼稚園も多いので、幼稚園ママも働きやすくなっています。
幼児教育というだけあって、幼稚園の管轄は文部科学省。
根拠法は学校教育法になります。
幼稚園児は3~5歳児のところが多いですが、4歳からや2歳から受け入れているところもあります。
認定こども園はイイトコ取り
さて、保育園と幼稚園は昔からありましたよね。
あなたもどちらかに入っていた経験をもつのではないでしょうか。
が、時代が変わり、女性の社会進出が進んだことで共働き世帯が一気に増えました。
そこで深刻化したのが待機児童問題。
これいわゆる、子どもを預けて働こうにも保育園が足りていなくて空き待ちという状態です。
かたや幼稚園はというと、少子化問題で定員割れするところも。
あっちはいっぱいで入れないのに、こっちは空きがある・・・
この偏り、どうにかできないか?
ということで、平成18年、幼稚園と保育園のイイトコ取りとして新設されたのが認定こども園なんです。
4つの認定こども園
認定こども園では、親の働く働かないにかかわらず、すべての子どもが教育・保育を一体的に受けることができます。
もっとも、共働き世帯やひとり親世帯が優先され、待機児童の問題が起こりがちなのが現実ですが・・・。
認定こども園の管轄は、内閣府ですが、文科省や厚労省とも連携をとっています。
認定こども園はさらに4種類に分けられます。
①幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方をあわせ持つ単一の施設で、1歳から小学校就学前までの一貫した教育及び保育が受けられます。
産休・育休などで保護者の就労状況が変わった場合も、通い慣れた園に継続して在園できます。
②幼稚園型
従来の認可幼稚園が、保育が必要な子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えたタイプ。
簡単に言えば、幼稚園に預かり保育サービスが加わったという感じ。
9時~14時以外も早朝や夕方まで預かり保育サービスを受けることができます。
③保育所型
従来の認可保育所が幼稚園的な機能を備えたタイプ。
保育が必要な子ども以外の子どもも受け入れるなど、受け皿を広げています。
④地方裁量型
認可幼稚園や認可保育園のない地域で、待機児童対策等のため、都道府県知事の認可がおりたタイプ。
主に無認可保育園等が地方裁量型認定こども園として認可されているようです。
これからいろんな園を紹介していきますが、それがどの園にあたるのか?我が子はどんな園に通っているのか?を考えながら読んでもらえたらと思います。