「子ども食堂」~多世代がつながる新たな場~
「子ども食堂」ってご存知ですか?
よく耳にする「子どもの貧困」や「孤食」の問題。
それに対する取り組みが子ども食堂だ、というのが一般的に知られていることですよね。
子ども食堂ってこんなところ!
では、子ども食堂に行ったことはありますか?
「貧困家庭ではないし…」
「家族揃ってご飯を食べているし…」
「うちは関係ないかなぁ」
というご家庭が多いのではないでしょうか。
私もそんな考えの1人でした。
でも、子ども食堂を最初に始めた方によれば
「こども食堂とは、こどもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂」
という定義だそうです。
Yahoo!ニュース記事:名づけ親が言う 「こども食堂」は「こどもの食堂」ではない
また、子ども食堂には2つの種類があるんです。
- 「共生タイプ」…利用者を限定せず、地域の交流の場とする
- 「ケア付食堂タイプ」…貧困家庭などにターゲットを限定し、課題を発見する場とする
堺市では「共生食堂」タイプを提案しているそう。
そんな事情を知り、
「気軽に行っていいのかも」
と思った私。
そこで…
行ってきました、子ども食堂!
私がお邪魔したのは、堺市はなかもずの子ども食堂つなぐば。
以前に紹介した家事代行会社スマートスマイルの事務所で月2回開催されています。
この日のメニューは
・味噌ラーメン
・肉まん
・餃子
・サラダ
・みかん
とボリューム満点!
調理や配膳、片付けなどは全てボランティアさんによって行われます。
画像元:つなぐばFacebook
食材はフードバンクで受け取ったり、お店をやっている方から寄付されたりと様々だそうです。
※フードバンクとは、企業や店から寄贈された、賞味期限が近いなどの理由で販売できない食品を管理、配布しているところ。
私がお邪魔した日もたくさんの親子が来ていました。
みんなで食事をするというのは給食みたいで楽しかったです♪
子ども達も美味しそうに食べていました!
食べ終わった子ども達は、お手伝いに来ていたボランティアさんや大学生と遊んでいました。
宿題を見てもらえるよう大学のボランティアサークルに依頼しているそうですが、勉強なんて一切せず!
遊ぶ方が楽しいんですね(^^)
子ども食堂の未来
核家族化が進んでいる現代。
子ども達が、親戚でもない大人や大学生と関わる機会はなかなかありません。
「子ども食堂」はすごく貴重な交流の場なのではないかと思いました。
大人も子どもも一緒に、ただご飯を食べるだけ。
それが地域との関わりを持つ場になり、悩みを相談する場や誰かを救う場になり得るのかもしれません。
画像元:つなぐばFacebook
「子ども食堂に行ってみようかな」
と思ったあなた!
お近くにあるかどうか是非一度調べてみて下さい。
堺市の場合はさかい子ども食堂ネットワークに各区の子ども食堂が紹介されています。
地域や実施団体によって運営状況や受け入れ対象が異なります。
行く前は必ず確認して下さいね♪