【ふとん太鼓】秋の実りを祝う『秋祭』

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いしやまのあきのつき

 

つきにむらくも はなにかぜ

 

かぜのたよりは あわのしま

 

しまのさいふに ごりょじゅうりょう

 

ごろごろなるのはなんじゃいな 

 

じしんかみなり あとゆうだち

 

べーらべーらべらしょっしょ

 

なんでしょうか。

 

このごろあわせの呪文のような文面は??

 

正解は

 

ふとん太鼓のお囃子(おはやし)です。

 

 

ふとん太鼓はこのお囃子を歌いながら

 

太鼓を叩いて町内を回ります。

 

言い伝えだからでしょうか。

 

ネットに載っていた歌詞は

 

うちの町会のものとは少し違っていました。

 

また、リズムや太鼓の叩き方は

 

町会ごとにそれぞれ違い、個性がでます。

 

さらにネットで見ましたが

 

このお囃子は大阪一円のみならず

 

大分県のほうでも使われていたようです。

 

なんと全国区!びっくりです。

 

さて、皆さんの地域は秋祭りは終わりましたか?

 

いきなり夏に戻ったかのような10月の3連休。

 

我が地域は、だんじりふとん太鼓を曳行する『秋祭り』でした。

 

いや~暑かった!

 

予想気温はまさかの28度。

 

「予想よ外れろ!」

 

玄関の鍵をかけ、祈りながら出かけました。
(残念ながら予想は外れず一日中暑い日でした…)

 

しかし、町内会館に着いてふとん太鼓を見たら

 

暑さなど忘れ、気持ちはお祭りにまっしぐら。

 

ハッピを着て手ぬぐいをハチマキにし

 

いそいそと準備に取り掛かります。

 

写真は背中で語る息子。

 

顔出しNGだそうです。

 

 

我が町会は人数が少ないので

 

小学校3年生以上が順番に太鼓を叩き

 

チビちゃんたちは山車を曳いて歩きます。

 

町会によっては

 

太鼓やお囃子などは6年生のみといったところもあるようです。

 

太鼓を叩く大きい子達は、小さい子達の憧れ。

 

赤いサラシを小粋にたすきがけ。

 

準備万端です!

 

『秋祭り』は、子ども達が山車を曳き、太鼓を叩き、お囃子を歌う

 

子供達が主役のお祭り

 

によりふとん太鼓だんじりがあります。

 

ですが、実際に山車を動かしているのは

 

後ろから押している陰の立役者、父親たち

 

翌日には体が痛いと言いながらも、楽しそうに押していました。

 

 

人も山車も準備が整い、さあ出発!

 

朝一番からみんなで元気よく

 

ふとん太鼓やだんじりが町内を巡ります。

 

『秋祭り』は秋の実りに感謝する祭り。
道中の金色の稲も応援してくれています。

 

 

一時間ほどくまなく町内を巡ったら

 

神社に宮入(みやいり)です。

 

お囃子を歌い、太鼓を叩きながら賑やかに宮入します。

 

宮入の神社は我が町内にあるので

 

宮入の際には他の町会の山車とすれ違うことも。

 

両者の違い分かりますか?

 

私もよう分かりません。

 

 

 

境内への宮入の後は、神社のお社(おやしろ)内にて、みんなで

 

お祓い(おはらい)を受けます。

 

お社の中では、子供達もなにやらおとなしくしていました。

 

 

今年は新調したからか、我が町の山車もお祓いを受けました。

 

境内では、毎年月洲(つきす)神社

 

獅子舞保存会の子供達が来てくれて

 

舞が行われます。

 

中学生から大学生ぐらいでしょうか。

 

子供達が披露してくれる獅子舞は

 

躍動感があり見ていて気持ちがいいです。

 

 

いつもは静かで厳かな境内ですが

 

この日は店も出てとてもにぎやか。

 

 

この時期は町全体が祭り仕様。

 

あちこちでのぼりが立ち、横断幕が張られ

 

区役所前の交差点も紅白幕をまといます。

 

 

そしてそんな秋祭りも…

 

本当に残念ながら我が息子は今年で卒業です。

 

一日中山車曳いて回るのは

 

正直言うととても疲れるのですが

 

終わったときの達成感もまたいい思い出です。

 

3年生からふとん太鼓に参加させてもらった我が息子。

 

とても大きくなったなぁと感傷に浸った

 

楽しくもあり少し寂しくもある最後の秋祭りでした。

 

この記事を書いたママライター

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