【子育てお役立ち情報】子宮頸がん検診を受けに行こう!~まさか、私ががんになるなんて~

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いきなりですが、みなさん子宮頸がん検診を受けたことはありますか?

 

病気とは無縁だった私が、突然「子宮頸がんの疑いあるね。手術しよう。」と言われたビックリな体験談とともに、子宮頸がんの早期発見の大切さをご紹介したいと思います。

 

 

他人事ではない“がん”

 

私は4歳と1歳の子をもつママ。

 

家族全員がインフルエンザになろうが、家族全員が食中毒になろうが、一人だけピンピンしているくらいいつだって元気。

 

2人に1人ががんになると言われる世の中ですが、私の家系にがんの人はおらず・・・

 

他人事と思っていた“がん”

 

そんな私がなんと!

 

たった今、子宮頚部摘出手術を受けるために入院中!

 

病室のベッドの上でこの記事をカキカキ。

 

ママオアシスのブログを訪ねてくださる多くの皆さんは、ママ。

 

またはこれからママになる人。

 

大事な家族のために自分の身体を守ること

 

まだ見ぬ我が子を大事に育ててくれる子宮を守ること

 

そんなお手伝いになればいいなと思い、今回、子宮頸がんについての記事を書くことに決めました。

 

 

子宮頸がんってどんな病気?

 

子宮下部の管状の部分を子宮頚部といいます。

 

その部位に生じるがんが子宮頸がんです。

イラスト出所:日本産科婦人科学会HP

 

子宮頸がんは、発症のピークが20代~30代の若い女性に増えてきています。

 

国内では毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約3000人が死亡しています。

 

2000年以降は、患者数も死亡率も増加している病気です。

 

子宮頸がんは、前がん状態の異形成、上皮内がん、浸潤がんに分類されます。

 

 

「異形成」には程度があり、軽度の場合は自然に治ることが多いのですが、異常な細胞が増えた高度の「異形成」では子宮頸がんに進行する可能性が高くなります。
子宮頸がんの最初の段階を上皮内がんといい、がん細胞は子宮頸部の表面(上皮)にとどまっています。上皮の下の基底膜をこえてがん細胞が広がると、浸潤がんと呼ばれ、転移を起こしてくる可能性があります。

出所:子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」

 

なんで早期発見が大事なのか?

 

子宮頸がんは、異形成という前がん状態を経てがん化するんですが、普通初期は全く症状がありません。

 

ではどうやって子宮頸がんに気づくのか?

 

それは、細胞診という検査を受けることです。

 

細胞診は、がん細胞に進行する前の正常でない細胞(異形細胞)を発見することができる検査。

 

だから、定期的にこの検査を受け、早期発見を心がけることが大切なんですね。

 

子宮頸がんは、進行すると治療が難しい病気。

 

でも、早期発見すれば比較的治療しやすい病気でもあります。

 

日本では、20歳以上の女性は2年に1回、細胞診による子宮頸がん検診の受診が推奨されていますよ。

 

 

子宮頸がん検診ってどんなことするの?

 

検査って何するの?痛いの?

 

ちょっと怖いし、恥ずかしいし・・・というイメージはありませんか?

 

まずは細胞診

 

子宮頸がんは子宮口の付近から発生することが多いので、この部分を綿棒のようなものでこすって細胞を採取します。

 

細胞診とは、採取した細胞が正常かどうか顕微鏡で確認する検査です。

 

この検査はほんの1分ぐらいで終わり、痛みもほとんどありません

 

私自身も、「え?もう終わり?」と思ったぐらい。

 

ほとんどの場合、細胞診を受けて一週間後くらいに「異常なし」の通知が来ておしまいです。

 

これで安心が得られるんですから!

 

お手軽ですよ!

 

 

異常が見つかったら次は組織診

 

細胞診で異常が見つかった場合、がんが疑われる部分から小さな組織を切り取って観察する検査が待っています。

 

それが、組織診。

 

実は、これが痛い。

 

まぁ、お産に比べれば全然大したことないんだけど・・・

 

麻酔なしで組織を切り取るので、ググッと引っ張られる感じで、思わず「イタタ・・」と声が出るくらい。

 

通常は、疑わしい箇所を3~4か所切り取ります。

 

数日は出血することも。

 

すこーし痛いけど、時間は10分くらいで終わります。

 

もし、治療が必要だったら?

 

高度異型成、上皮内がんの多くの場合は、子宮頚部の円錐切除という手術をします。

 

この治療では、将来妊娠も可能です。

 

早産のリスクや、妊娠しにくくなる可能性も少なからず残りますが、円錐切除術後に妊娠、出産した友人、私は何人も見ています!

 

ただ、がん細胞が子宮周辺の組織に広がっている場合・・・

 

子宮摘出だったり、転移が認められる場合は放射線治療や抗がん剤治療が必要になる場合もあります。

 

 

自分が「がん」になるなんて

 

 

私は、第2子妊娠中の子宮頸がん検査で「中度異型成」と言われました。

 

でも、ほとんどの人が自然に軽度や正常に戻る、と、あまり深く考えていなかった私。

 

その後3ヶ月に1回の細胞診、組織診を繰り返して2年近くがたった頃。

 

「んー。高度異型性もしくは上皮内がんやな」

「円錐切除しよう。」

 

がん!?

 

子どもたちはどうしよう?

 

再発の可能性は??

 

急に不安が押し寄せました。

 

関係ないと思っていたのに、まさか私が。

 

そう。だれにでも、降りかかってくる可能性がある問題なんです。

 

たまたま妊婦のときに異型成が発覚した私は、その後こまめに検査を受け続けたおかげで、早期に発見することができました。

 

2人の子どもを大事に大事に育ててくれた子宮は、私にとって大事な身体の一部。

 

早く異常を見つけてあげることができて良かったと思っています。

 

皆さんも、自分の身体を自分で守るために、子宮頸がん検診を受けに行ってください!!

 

 

 

堺市の取組み

 

堺市では、がんの早期発見を促進するための取組みをしています。

 

平成30年4月1日から平成32年3月31日までを受診促進強化期間として位置づけ。

 

期間中は受診しやすい環境づくりの一環として、胃・肺・大腸・子宮・乳がん検診の自己負担金を無料としています!

 

▲日常からがんに関する予防意識を高めるため、がん予防宣言カードが発行されています。みなさんも12カ条チェックしてみては?

 

子宮頸がん検診の対象は、20歳以上の偶数年齢の市民です。

 

詳しくは、堺市ホームページをご確認ください!

 

子宮頸がんは早期発見がしやすい病気。

 

早期に見つかれば、治療もしやすい病気。

 

大事な身体。

 

大事な子宮は、自分で守りましょう。

 

さぁ、子宮頸がん検診を受けに行こう!!

 

 

<参考>

公益社団法人 日本産科婦人科学会 HP
国立がん研究センター がん情報サービス

子宮頸がん予防情報サイト「もっと守ろう.jp」

 

 

この記事を書いたママライター

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