乳がん検診で倒れた私が、それでも受け続けようと思えた理由。

市から届く、乳がん検診のお知らせ。
「そろそろ受けなきゃ」と思いながらも、どこか後回しにしていませんか?
「マンモグラフィーを受けたけど、ものすごく痛かった!」そんな経験談を耳にすると、不安になる方も多いのではないでしょうか。
実は私ちびマロン、はじめての検診で倒れました。
緊張しながら向かった、はじめての乳がん検診
病院に着き、受付を済ませたあと、検査着に着替えます。
ベンチに座り、静かに順番待ち。

「痛いのかな…」「大丈夫かな…」そんなことを考えながら、ドキドキしていたのを覚えています。
検査室に入ると「こちらに立ってください」と声をかけられます。
目の前には、これまで見たことのない機械

「これに挟まれるの…?」一気に緊張が高まります。
検査技師さんの指示に従いながら、胸を機械に乗せて、もうされるがまま…すると、ゆっくりと板で胸が挟まれていきます。

「え……まだ挟むの??」そう思った次の瞬間。
視界がぐらりと揺れ、目の前が真っ白に。
嫌な汗が背中を伝い、急激な吐き気に襲われました。
—立っていられない。
気づいたときには、その場に座り込んでいました。

まさか自分が倒れるなんて。
頭の中に浮かんだのは、ただ一つ。
「こんなに弱くないはずなのに。」
これまで大きな病気もなく、体力にもそれなりに自信がありました。
多少のことでは動じないタイプだと思っていたんですが、自分でも信じられません。
検査技師さんが、すぐに看護師さんを呼んで下さり顔色をチェック。
「大丈夫?…くちびる真っ白。おそらく脳貧血ですね」
倒れる人は少なくない
正直、迷惑をかけてしまった恥ずしさで顔から火が出そうです。
けれど実際は、それどころではないほど顔面蒼白だったようです。

▲自力で歩けず、車椅子で別室へ。
20分ほどベッドで休ませてもらうと、少しずつ体調は回復。
結果も問題なしとのことで、ほっとしました。
あとから看護師さんに聞いたところ、こうした反応は決して珍しいものではないそうです。
強い痛みや緊張によって脳貧血(迷走神経反射)を起こす方は、一定数いるのだとか。

帰宅後、その日の出来事を夫に話すと、「そんな人、本当にいるん?」と笑われてしまいました。
—ええ、ここにいます。
倒れた私が迎えた、数年後の定期検診
前回倒れたことが頭から離れず、乳がん検診にはなかなか足が向かず。
できることなら、もう受けたくない——そんな気持ちも…。

それでも、家族の顔が浮かび、「やっぱり受けなければ」と思い再び病院へ。

今回は、「前回倒れたこと」「痛みに弱いこと」を、事前に検査技師の方へ伝えました。
すると、ゆっくりと声をかけながら進めてくださるなど、緊張が少しでも和らぐよう配慮していただけました。
もし不安があるときは、遠慮せずに伝えてみてください。想像以上に、安心して検査を受けられるかもしれません。

前回の記憶がよぎり、少し身構えていた2回目の検診。倒れることなく無事に終えられて、良かったです。
検診は自分に合う方法を選べる?
子育てに追われるうち、気づけば検診から足が遠のいていました。
それでも、定期的に届く乳がん検診の案内。
もういい加減行かなければ…そう言い聞かせても、あのときの恐怖がよみがえり、「もう受ける自信がない」―そんな思いも。
調べてみると、市の制度で無料受診できる乳がん検診は、基本的にマンモグラフィーが中心であることを知りました。
※検査内容や費用は自治体により異なります。
一方で、健診にオプションを追加することで、エコー検査を選べる場合もあると分かりました。

実際に自宅近くの医療機関を探してみると、追加費用は約4,400円。
決して安くはありませんが、「少しでも不安の少ない方法を選びたい」—そんな気持ちから、3回目の検診ではエコーも受けることにしました。

痛みが少ないなら、それだけでいい?
正直なところ、できるだけ負担の少ない検査を選びたい。そう思うのは、とても自然なこと。
けれど調べていく中で、検査にはそれぞれ役割があり、「どれか一つを選べば安心という単純なものではない」ということも知りました。
だからこそ大切なのは、自分だけで判断しないこと。
「不安なことや、過去に怖かった経験、迷っている気持ち」
それらを正直に伝えたうえで、医師や検査技師の方と相談しながら決めていく。
私にとっては、それがいちばん安心できる選び方でした。
※検査内容や費用、適した方法は医療機関によって異なります。気になる方は事前にご確認ください。

迷いながらでも検診へ
正直、今でも検診の案内が届くと気が重くなることがあります。
それでも、「何もなかった」と分かる安心には代えられません。
あのとき倒れてしまった経験も、今では友人に笑いながら話せるほどになりました。
もし迷っている方がいたら、 無理のないタイミングで、一歩踏み出してみてください。
その一歩が、これからの安心につながっていきますように。
