【陸前高田発】東日本大震災から生まれたビール「一本松エール」がつなぐ未来

震災から15年、陸前高田発「一本松エール」がつなぐ未来
2026年3月11日。
東日本大震災から15年という節目を迎えたこの日、岩手県陸前高田市を中心としたオンラインイベントが全国7拠点で同時開催されました。

このイベントは、単なる追悼の場ではありません。
テーマは「記憶」と「挑戦」、そして「つながり」。
震災という大きな出来事をきっかけに生まれた新たな取り組みを通して、これからの地域との関わり方を考える温かな場となりました。
復興のシンボルがビールになった!「一本松エール」
イベントの主役は、陸前高田発のクラフトビール「一本松エール」です。
名前の由来は、津波で約7万本の松が流される中、奇跡的に1本だけ残った「奇跡の一本松」。

▲現在は当時の姿を忠実に再現したモニュメントとして保存されています。
このビールは、単なるお酒ではありません。
・復興のストーリー
・地元のリンゴなど地域資源の活用
・国内外の人とのつながり
これらすべてがギュッと詰まった存在なのです。

ニューヨークのキッチンから始まった「執念のバトン」
一本松エールのルーツは、震災翌年の2012年、遠く離れたニューヨークにあります。
「離れていても、自分にできることはないか」
そう考えた一人の日本人・小林孝太さんが、なんと自宅のキッチンで鍋をかき混ぜ、「一本松」と名付けたビールを自作し、寄付を募ったのが始まりでした。
「美味しい! 楽しい! というポジティブな体験こそが、支援を長く続けさせる力になる」
その信念のもと、ニューヨークのパブを一軒ずつ回り、チャリティー販売を広げていったのです。

その熱い想いは海を越え、10年以上の時を経て陸前高田へと届きました。
そして2021年、地元の醸造家・熊谷勝郎さんと出会い、本場・陸前高田での「一本松エール」の醸造がスタート。
プロジェクトの中心・熊谷さんは、「生まれ育った街のために何かしなきゃいけない。やっとスタートラインに立てた」と熱い想いを語っています。
▲「ビールを楽しみながら防災を考えるきっかけに」と語る動画
「イングリッシュIPA」ってどんな味?
今回紹介する「一本松エール」のスタイルは、イングリッシュIPA。

「IPAって最近よく聞くけど、何が違うの?」という方も多いはず。
実は、最近流行のアメリカンIPAが「ガツンと強い苦味と香り」なのに対し、イングリッシュIPAは「伝統的で穏やか」なのが特徴です。
・麦芽のコクをしっかり感じられる
・ホップの苦味はあるけれど、大地や海を感じるような落ち着いた香り
・アルコール度数は5.5%と、食事にも合わせやすい
熊谷さんが目指したのは、特別な日だけでなく「日常に寄り添うビール」。
家事や育児のあと、一日の終わりにホッと一息つく時間にぴったりの優しさです。

▲想いの詰まった「一本松エール」
「飲むこと」がそのまま支援になる
主婦として嬉しいのは、「美味しいものを楽しむことが、誰かのためになる」という仕組み。
このビールは1本につき100円が「高田松原を守る会」に寄付されます。
かつての美しい松林を、また何十年、百年かけて取り戻していくための維持管理費に充てられるのです。

▲とっておきのおつまみと一緒に
ビールを片手に「防災」を話そう
熊谷さんは、「3月11日にビールを飲みながら、家族や友人と『どこに逃げるか』を話すきっかけになればいい」と話していました。
「防災」と聞くと少し身構えてしまいますが、美味しいビールを片手になら、家族と未来の話がしやすくなりそうですよね。

▲全国の仲間とつながったオンラインイベント
おわりに
一本松エールをはじめて飲んでみて、その美味しさに「あ、また飲みたい!」と素直に思いました。
震災から15年。
ニューヨークの小さなキッチンから始まった「誰かを想う気持ち」が、この一杯に凝縮されています。
自分へのご褒美にはもちろん、「頑張っている誰かを応援したい」とき、私はこのビールを贈りたいと思います。
【お取り寄せ情報】
●【寄付ができる限定醸造】一本松エール4本セット
価格:6,900円(税込)
※1本につき100円が寄付されます。
※要冷蔵、クール便発送。
▼オンラインショップはこちら
陸前高田マイクロブルワリー 公式ストア
▼最新情報はInstagramをチェック!
@rikuzentakata.m.brewery2020
※この商品はお酒です。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。賞味期限等、詳細は公式サイトをご確認ください。
