【愛され妻奮闘記】母の教えと西川ヘレン
「理想の妻」
皆さんはどんな女性を思い描きますか?
・美人
・料理上手
・優しい
・夫を立てる
・家が整理整頓されている
いろいろ思いつきますよね。
私にとって理想の妻とは、私の母と西川ヘレン。
「うんうん、お母さん・・・っていうか、なんで西川ヘレン!?」
わかります、わかります、その疑問。
それはまた後でお話しするとして・・・。
①私の母
私の母は、専業主婦でした。
料理が苦手だった母を、父が料理教室に通わせたのだそうです。
その甲斐もあり、母の料理はおいしかったです。
ただ面倒くさがり屋だったので、『下味をつける・事前に用意する』なんてことはしないタイプ。
それでも父の晩酌のために、酒のつまみがよく食卓に上がりました。
いつも父の帰宅後は父の話をよく聞いていました。
口出しし過ぎず、会話はいつも明るいものでした。
お風呂はいつも父が一番。
父の帰宅まで誰もお風呂には入れません。
子どもをお風呂に入れるのは父の仕事でしたが、大きくなってからも「一番風呂はお父さん」と決められていました。
一家の大黒柱が一番きれいなお風呂に入る、という教えからでした。
何かがあって先に入らざるを得ない場合は、必ず「お先に失礼しました」と言ったものです。
「お父さん、いってらっしゃい」
「おかえりなさい」
父の帰宅に合わせて玄関のあかりが灯されました。
母は特にママ友付き合いが好きではなかったので、自由な時間は本を読むなどしていました。
そして外出する時はいつも父と一緒でした。
私達に何かを買ってくれる時も、「これはお父さんのお金で買っていただいているのよ」と教えられました。
なかなか面倒くさがり屋で日中はだらだらと過ごしていた母ですが、「俺が稼ぐから俺のスケジュールに合わせろ」という、典型的な亭主関白スタイルにはそれなりに納得しており、父に合わせた生活をしていました。
父よりも早く起きて食事を準備し、新聞を机に置き、帰宅に合わせて風呂を沸かし、仕事の愚痴を聞いて晩酌をする。
そんな母でした(まだまだ生きています)。
②西川ヘレン
誰!?西川ヘレン!?
若いママにはピンとこないかもしれませんが・・・
大御所お笑い芸人、西川きよしさんの奥様です。
小学生低学年くらいの頃に見たテレビでお話しされていた彼女の言葉が印象的で忘れられません。
「私は夫より早く起きて、化粧をします。化粧は他人にきれいと思ってもらうためにしているのではありません。一番見てほしいのは夫です」
以前、実家で帰省中の姉と話をしている途中、夫から「今から迎えに行く」という電話がありました。
私が化粧直しを始めると、姉に「旦那の為に化粧直してるん!?」と驚かれました。
電車に乗って1人で帰宅するならしなかったかもしれません。
でも、私も『夫に一番』きれいだと思ってほしかったのです。
私の母と西川ヘレンさんに共通していることは、夫を尊敬し、大切にしていること。
現在の生活スタイルでは、共働き、主夫、担当制と様々な夫婦のカタチが存在します。
妻が料理、掃除、洗濯、子育て、全てを担当する!
それが当たり前の時代ではなく、正しいとは私も思っていません。
それぞれが、得意な分野を担当し、使える時間を駆使して家事や育児をこなせれば良いと思います。
(私はいま専業主婦ですが、いずれまた働きたいと思っています。)
とは言え、なかなか思うような理想の妻像には程遠い・・・。
私が夫に良いと言われたところは、
「毎日笑顔でいってらっしゃいと玄関で送り出してくれること。そして家に帰ってくると、玄関まで迎えに来てくれること。」
でした。
私も西川ヘレンさんのように、朝もメイクばっちりで夫に会いたいですが、正直無理です。
夫の帰宅時の私は、子どもを風呂に入れた後で、髪は半渇きでノーメイク。
でも夫が喜んでくれている所はそこでした。
夫を尊敬し、大切にする心を忘れない。
私は子どもにこう教えています。
お母さんはお父さんを愛している。
お父さんが頑張ってくれるから、私たちはたくさんのものを得ている。
みんなで一緒にお見送り、お迎えをしよう!と。
そしてその気持ちは、きっと夫にも伝わります。
古臭い考え方やスタイルかもしれませんが、これからもその想いを大切にしていきたいと思っています。
あなたの理想の家庭像はありますか?
家族が互いに大切にし合うこと。
居心地の良い家を作ること。
帰りたい家であること。
夫婦互いにそう思い合えたら素敵ですね。