【覆面ライターのつぶやき】え?うちの子発達障害?何それ?

今でこそ耳にすることが増えた、発達障害。まだその言葉が珍しかった頃。
中学生だった下の子の勉強を見ていた方から言われたのは、
「なんかおかしい気がするので一度ちゃんと調べてもらった方がいい」とのこと。
そう言われてみれば思い当たることはそれまでにいくつもあった。
その当時、流行っていた蔭山先生の『百ます計算』
縦横に碁盤の目のようになってて、上段と左端の列に数字が書いてある。
それを秒を競って計算していくのだが、これをなんとうちの子は1時間もかかっていたのだ!なんで???
上の子は読み書きを始めたのが早かったので同じように思っていたら、全く違って、本を読まない!?
なぜ?上の子はこの歳の時は、他の子に読み聞かせしてたのにな・・・。
一人一人違うっていうことは頭ではわかっていても、現実は認められない。
小学校の参観日、子どもの席は真ん中、教壇の真前。
先生の目が届くところで、鉛筆噛んだり、鋏を持つと先生がお話ししながら手から鋏を取り上げる・・・などなど、気になることがいっぱい。
黄色い帽子はボロボロになり、6年の間に3つ買い換え。
宿題大嫌いで、遅くまで職員室で先生と対面で宿題をやってる日もあった。
そして、中学生になってから指摘され総合病院で検査。小学校時代の成績表や、成長記録を全て提出。
そしてさらに大学の専門医で脳波を調べたりしてわかったこと。
「典型的なアスペルガー症候群の症状です。」
なんと!アスペルガーだと?
なんじゃそれ?
マジンガーならグレートもZも知ってるけど、
アスペルガーなんか知らんわ。調べてみると・・・・
<特徴①>対人関係や社会的コミュニケーションの困難さ
<特徴②>特定のものや行動における反復性やこだわり
両方とも言われてみれば思い当たる節がありました。
その後、薬をもらって飲んでいた時もありました。
でも本人がもう飲まない、と止めました。
私にしてみれば、ショックというよりも『腑に落ちた』という言葉がちょうどあっていました。
なるほどね。わかった、それならそうと言ってくれ。そのように取り扱えばいいんだ。
ちょっと取説のいる性格だけど、逆に成功している人もいる。
その後学校の先生にもお話しして、取り扱いを変えてもらった。
そうすると、みんなが楽になる。
子どもから何度も言われたのが
「それはお母さんの考えで、自分とは違う。みんな同じにして押し付けないで。」
そうなんだよね、つい自分の考えを押し付けてしまう。
これがいいとか、こっちの方がもっといいよとか押し付けはいかんね。
もっと言うとなんかやっていないと、自分が手抜きしているようでついつい手が出る。
『やらない』をやる、これがなかなか我慢が必要で難しい。
そして比べるをやめる。これも難しい。ついつい比べちゃう。
私にとって、ものすごくいい勉強になりました。
それからは、扱いを変えました。本人の言い分をちゃんと聞く、できるだけのことを理解して進める。
そしたら、高校に合格し、卒業して社会人となり、結婚して家庭を持ち、今では子どもの親ですよ。
すごいね。子どもを信じて育ててあげたらいいのね。
今となっては本当に良かったと思っています。
一人一人が違うので、うちと同じようにはならないかもしれないけど、
もし今何か気になることがあって悩んでいたら、どこかに相談してみる。
自分の子どものことを客観的にみれない。『自分の子は違う』と思い込んでいるとそこから動けなくなってしまう。
まずは今の状況、事実を認めることからではないかと思います。
