子連れde大仙古墳&大仙公園@堺市
最近堺市・羽曳野市・藤井寺市を中心に騒がれている古墳!
今回は子どもと楽しむ古墳情報をご紹介します!
古墳が騒がれている…!?という方のために少し解説。
百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産国内推薦決定!
コレです、コレ。
堺市・百舌鳥(もず)には、4世紀後半~6世紀前半にかけてつくられた古墳が今でも数多く残っています。
百舌鳥古墳群には、巨大な前方後円墳『大仙古墳』をはじめ、大小様々な古墳が点在します。
羽曳野市と藤井寺市にまたがる古市(ふるいち)古墳群とともに、平成31年度の世界文化遺産登録を目指しています。
日本国内の世界遺産は、文化遺産と自然遺産を合わせて21件。
百舌鳥・古市古墳群がどれだけすごいかというと…
【古墳の大きさ】
大仙古墳は日本一大きな古墳。
のみならず、世界三大墳墓のひとつでもあります。
あとのふたつは、『エジプトのクフ王のピラミッド』と『秦の始皇帝陵』だそうです。
堺市HPより引用
【古墳の多さ】
当時は日本全国で200基を超える古墳が築造されました。
現存する89基の古墳のうち、墳丘長200mを超える古墳は40基近く。
うち11基が百舌鳥・古市古墳群にあります。
本当はもっと残っていたんですが、戦後の住宅地開発で取り壊されたそうです。
↑ 当時は古墳だらけだったのでしょうね。
少しお分かりいただけましたか?
こんなすごいモノが南大阪にあるんです!
小学生のお子さんなら社会科の授業で古墳について習うはず。
ぜひ未来の世界遺産(希望的観測)を訪れてほしいところです!
ちなみに、私は教科書で『仁徳天皇陵』と習ったように思うのですが、今は『大仙古墳』と呼ばれるようになってきたそう。
どうやら仁徳天皇のお墓かどうか怪しくなってきたのだとか
当時小学生だった私も
「日本一大きなお墓をこの目で見てみたい」
と、親に大仙古墳に連れて行ってもらったものです。
いわゆる『古墳ガール』の走りだったのでしょう。
でもいざ訪れてしまうと、実は『木がいっぱい生えた丘』なんですよね…
大きすぎて全体像が見えない。
前方後円墳なのかどうかもわからない。
なんなら教科書を見たほうがわかりやすい。
不完全燃焼で帰ったのを覚えています。
しかし!
今はあの頃とは違います!
古墳を上から眺めることができるんです!
まずは南海高野線堺東駅スグの
堺市役所高層館21階 展望ロビーへGO!
大阪の景色を一望できます。
でもこれじゃイマイチ形を掴めない…
「私は前方後円墳を真上から見たいのよ!」というあなた。
お待たせしました。
大仙古墳に隣接する大仙公園の中にある
堺市博物館で今年スタートしたこちらのサービスをぜひ体験していただきたい!!
首を振ればその動きに合わせて360度どの方向からでも景色を見ることができます。
まるで気分はドローン!
同博物館では、古墳がつくられた当時の景色や、古墳の中を再現した映像も楽しめます。
(築造当時は今のように木で覆われていません!)
このVR技術は、最新の観光技術。
いま世界中の名跡・名所でどんどん取り入れられているそうです。
小さなお子さん連れの方は、大仙古墳に隣接する大仙公園を訪れてはいかがでしょう。
まだまだ伝えきれない古墳の魅力。
世界遺産に認定されると観光客がどっと押し寄せます。
認定される前の今が古墳を楽しむチャンスですよ!!