野菜嫌いの子どもの食育にも!大阪ぐりぐりマルシェや農家体験から有機的なつながりを学ぶ
普段スーパーなどで手に取るお野菜。
どこのどんな人が育ててくれたお野菜か、考えたことはありますか?
辻川喜左衛門農園と小太朗農園の2つの農家で野菜の収穫体験
今回私は、大阪府泉佐野市の「辻川喜左衛門農園(つじかわきざえもんのうえん)」と岸和田市の「小太朗農園(こたろうのうえん)」で農家体験をしてきました。
▲左が小太朗農園の前田さん、右が辻川喜左衛門農園の辻川さん
この農家体験の主催者は、難波神社で「大阪ぐりぐりマルシェ」を主催している中川美陽子さん。
大阪ぐりぐりマルシェと、中川さんについては記事の後半でご紹介しますのでお楽しみに!
まず、集合場所であるJR阪和線日根野駅に到着。
▲JR阪和線日根野駅のロータリー
そこから参加者の皆さんと一緒に、農家のお二人の車で畑へ移動します。
自然農法で田畑をしている辻川喜左衛門農園
まずは辻川喜左衛門農園へ到着!
辻川喜左衛門農園では、枝豆の収穫を体験しました。
自然農法で主に大豆を栽培されています。
畑は、360度緑に囲まれている山の中にあります。
▲とても広い敷地に枝豆がぎっしり!
早速枝豆の収穫スタートです。
はさみや鎌を使って、しっかりした枝豆の株の根本を抑えて切り落とし、株についた葉を切り落としていきます。
小さな子どもと参加の場合は、農家の方が一緒に収穫をしてくださるので安心です。
▲息子も教えてもらいながら頑張って収穫していました
▲このような株についた葉を切り落としていきます
そして仕上げに、枝豆のさやだけになるように足踏み脱殻機を使います。
子どもにさせたらケガをしそうで怖いですが、ここもしっかり農家さんが一緒にやってくれたので子どもたちも体験することができました!
▲足踏み脱殻機を使って枝豆を収穫している様子
こんなにたくさんの枝豆を持って帰ることができます!(マックスで5キロ持って帰っていいとのことでした)
大豆は枝豆からできていた!
料理で大活躍している大豆。
大豆は枝豆の段階で食べずに、全体が茶色く枯れ、振るとさやのなかで豆がカラカラと音を立てるようになったら収穫できます。
大豆と枝豆は別物ではなく、実は同じものなのです!
このような野菜の知識を身に着けることができるのも一つの楽しみですね!
のちほど紹介するマルシェでは、自然農法で採れた栄養たっぷりの大豆を使った豆腐が買えますので、ぜひ食べてみてください!
とってもおいしいですよ~。
自然農法で野菜やお米を作っている小太朗農園
次に岸和田市へ移動し、小太朗農園へ。
▲広い畑一面にたくさんの野菜が育てられていました
小太朗農園では、おくらや大葉、里芋を収穫しました。
里芋の葉がトトロが傘に使っていた葉とよく似ていたので、ジブリファンとしてはテンションが上がりました(笑)
▲こんな大きな葉を手に取る機会はなかなかないですよね♪
お昼ご飯は薪で炊いたご飯に、小太朗農園の自家製味噌を使ったお味噌汁を。
おやつには辻川喜左衛門農園で収穫した枝豆をすりつぶして、ずんだ餅を作りました。
お米もお味噌汁もずんだ餅も最高においしかったです。
ずんだ餅作りにはしっかり息子も参加しましたよ〜。
白玉団子を作って、
枝豆をすりつぶして、
混ぜ合わせます。
みんなで収穫して手作りで作ったずんだ餅を食べた瞬間、参加者みんなが笑顔に。
普段、おもちをそんなに欲しがらない息子もパクパクパク・・・!!
自分で作ったものは美味しいとわかってくれたのかなと思います。
農家体験は子どもの食育にもいいですね!
農家体験を通じて大人も子どもも一回り成長できる
「うちの子、野菜嫌いだから好きになってほしいな・・・」
「なかなかご飯をしっかり食べてくれないな・・・」
お子さんに対してそんな気持ちがあるママは、農家体験を通じて改善できるかもしれません!
自分が一生懸命収穫した野菜を調理して食べる。
これ以上に美味しいものはないですよね。
そして、土に触れることで土の中にいる良い菌が体の中に入り、免疫力アップにもつながります。
また、アーシング(裸足や素肌で大地と触れ合うこと)で電磁波も抜けるので体にとっていいことだらけですね!
大人も野菜について知識をつけることで子どもに伝えることができます。
また、どのようにして野菜ができるかを知ることで、日々何気に食べている野菜や、農家への感謝の気持ちが生まれると思います。
私も、美味しい野菜やお米を作ってくれている農家に感謝の気持ちでいっぱいです。
▲とっても優しい小太朗農園のみなさん
農家体験などの案内はそれぞれの農家のFacebookページでご確認くださいね。
大阪ぐりぐりマルシェで辻川喜左衛門農園と小太朗農園のみなさんに会える!
農家体験は頻繁には開催していませんが、この2つの農家さんに会える場所があります!
毎月第2土曜日に「大阪ぐりぐりマルシェ」という、オーガニックな循環をテーマにしたマルシェが開催されています。
場所は、御堂筋線心斎橋駅と本町駅の間にある難波神社。
▲難波神社に入るとたくさんのお店があります
オーガニックな商品を扱うお店がずらりと並んでいて、とても賑わっていました!
▲私の大好物の干し芋です(笑)試食もさせてもらえます!
▲中東諸国の伝統的な食べ物のフェラフェル。ヴィーガンの定番料理だそうです。
辻川喜左衛門農園のブースを発見!
足踏み脱殻機もあるので、枝豆を枝から落とす作業を実演してもらえます!
小太朗農園のブースも発見!
売り切れる商品もあるので早めに行かれることをおすすめします♪
手作りえごま入りの甘酒コチュジャンが最強においしすぎました・・・!
大阪ぐりぐりマルシェ主催者の中川美陽子さんの想い
ぐりぐりマルシェという名前の由来は、
green good link=ぐりぐり
greenの緑は自然や農家をイメージしてつけられています。
この世に自然や農家が存在するだけではダメ。
それを活用する人(消費者)がいて、初めていい循環が生まれる。
この2つを繋げることが大切だという意味を込めて、マルシェの名前を考えたそうです。
▲大阪ぐりぐりマルシェ主催者の中川美陽子さん
自分でマルシェをしたいと思うように
中川さんは約10年前、枚方市にある有機循環農法をされている農家の畑でお手伝いをされていました。
そこでオーガニックの知識を身に着け、自分でオーガニックのマルシェをしたいと思うようになったそうです。
「オーガニックの農家は、野菜やお米作りに信念を持ち、こだわり抜いたやり方で育てています。
しかも本当に良い人だらけなんです。そんな農家をいろんな方にもっと知ってもらいたい・・・!」
と中川さんは笑顔で語ってくれました。
とにかく一度足を運んでほしい!絶対楽しいから!
オーガニックと聞くと、「健康志向が高そう」「お金がかかりそう」など思う方もいるかもしれません。
でも中川さんはオーガニックじゃないとダメ、健康に良くないなどそういったことを伝えたくてやっているのでありません。
農家と知り合いになればいろいろなことが知れるし、体験できるし、いいことだらけ!
とにかく楽しいから、それを体感してほしい!と。
▲マルシェ内で米粉パン作りのワークショップが行われていました。
大阪ぐりぐりマルシェは8年前の2013年から開催しています。
始めた当初は、出店してくれる農家も買いに来てくれるお客さんもあまりいなかったそう。
中川さんは何度も、自分は奇人なことをしているのではないかと不安になったと言います。
でも諦めずに毎月開催しているうちに、口コミがどんどん広がり今ではたくさんの方が訪れるように!
「一つでも多くの農家と消費者をつなげる」
これが中川さんの一番の大きな仕事であり目標です。
マルシェはそのツールの一つであり、他にも様々な事業をしながらこの目標に向かって走っています。
最後に・・・
愛にあふれた辻川喜左衛門農園、小太朗農園、大阪ぐりぐりマルシェ。
私も今回中川さんや農家の方々とお話して、自然がもたらしてくれた人間愛をいただいたような気がします。
私たちの健康を支えてくれる農家さん、そしてその農家を支える私たち消費者。
幸せな循環ですね!
ぜひ、一度足を運んでほしいです!
ぐりぐりマルシェへはできるだけエコバッグ・マイ容器持参! ママオアシスでも環境問題に取り組んでいます。
こんなエコバッグもおすすめ
大阪府大阪市中央区博労町4丁目1-3 難波神社
TEL
なし
OPEN
毎月第二土曜日 10:00~16:30
CLOSE
緊急事態宣言などにより中止となる場合もあります。開催情報はHPなどでご確認ください。
ACCESS
心斎橋・本町駅よりどちらも徒歩5分 御堂筋沿い
PARKING
なし
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