毎年秋に体調を崩す人へ。忙しい人も始めやすい、乾燥から体を守る養生法3つ

ほほほ ほほほ

 

夏の暑さや湿気が落ち着き、涼しく過ごしやすい秋本番がやってきました。

 

秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、色々ありますが、中医学における秋は【乾燥の秋】です。

 

毎年秋になると体調を崩すという方、この時期の不調は乾燥が原因かもしれません。

 

国際薬膳調理師のほほほが、オススメの秋の養生をお伝えします。

 

 

国際薬膳調理師が考える「秋の養生法」

 

木々の葉が枯れ落ちたり、空気が冷たく乾燥したり、私たちは自然界で起こっている秋を身体に感じながら生活しています。

 

その事から自然界で起こる様々な現象は身体の中にも同じく現れるとする観念があり、これを【天人合一(てんじんごういつ)】と呼びます。

 

秋の養生ポイントは3つ

 

①甘酸化陰(かんさんかいん)で潤いを補う

②白い食べ物で潤す

③早寝早起きで気を養う

 

この3つはすべて、秋の乾燥から体を守り、体の中の潤いを補うための養生です。

 

まずは、なぜ秋に乾燥が不調につながるのかを見たうえで、①②③を順番にご紹介します。

 

 

秋は乾燥の邪気【燥邪(そうじゃ)】に気をつける!!

 

春の風、梅雨の湿気、夏の暑さ、秋の乾燥、冬の寒さは、邪気(病気の原因)となり体内を犯すことがあります。

 

この乾燥の邪気を燥邪(そうじゃ)と呼びます。

 

この時期注意したい臓腑は、「臓: 肺」 「腑: 大腸」です。

 

肺

 

 

肺は乾燥にとても弱く乾燥の邪気(燥邪)を受けると、呼吸器疾患(咳、喘息、肺炎など)を起こしやすく、皮膚や粘膜の乾燥による炎症や感染症にも注意が必要です。

 

大腸

 

この時期私は必ず便秘になります。

 

肺と大腸は表裏一体で、肺が乾燥しているのであれば、大腸も乾燥してきます。

 

大腸が乾燥すると便が硬くなり排便が困難になるので、水分や潤い(陰血)を補給します。

 

数年前の私は便秘はもちろん、肌は乾燥、唇がカサカサでボロボロに剥けることもありました。

 

▲数年前の私

 

唇や肌が乾燥したり便秘になるのは、血が不足していることも関係しています。

 

乾燥を防ぐには血を補うことが大事!

 

【血(けつ)】は陰液(潤い)のひとつで、血が足りていないと体内が乾燥して熱を生みます。

 

そうなると熱は上へ行く性質を持つので、頭が熱くなり足元が冷えるという現象が起こります。

 

すなわち、のぼせ、ほてり、頭痛、めまい等を引き起こしてしまいます。

 

健康の基本は頭寒足熱(ずかんそくねつ)です。

 

 

 

頭を涼しく足元は温めて全身の血液循環を整えます。(毎日頭や目を沢山使う人は上部に熱が上がりやすいです。)

 

血を補う(潤いを造る)ために大事なことそれは、酸味と甘味を一緒にとることです。

 

秋の養生ポイント①【甘酸化陰(かんさんかいん】

 

甘味➕酸味🟰陰(潤い)

 

甘味と酸味を足せば潤いが生まれるという意味です。

 

 

例えば、、

 

【飲み物】

はちみつ✖️梅干し

はちみつ✖️レモン

 

はちみつの甘味と梅干しやレモンの酸が潤いを作ります。

 

どちらもソーダで割ったら美味しいです。

 

お湯で割って温かくして飲むのが冷えを嫌う肺には効果的◎

 

 

【おかず】

酢豚、南蛮漬け、ピクルスなど

 

 

【スイーツ】

杏仁豆腐

 

食材には、それぞれ体の中で「どこに働きやすいか」という性質があり、中医学ではこれを帰経(きけい)と呼びます。

 

秋に乾燥しやすい肺と大腸には、次の食材が向いています。

 

【白いもの】

梨、大根、白ねぎ、豆腐、百合根、白ごま、蓮根、白キクラゲ、山芋など

 

【肉類】

鴨肉、豚肉

 

【くだもの】

梨、りんご

 

旬のものを食べることが栄養価も高くその時期の養生になります。

 

 

秋の養生ポイント②【白い食べ物で潤す】

 

白い食材は、秋の乾燥でダメージを受けやすい肺を潤してくれます。

 

なかでも一番手軽に取り入れられるのが白ごまです。

 

お味噌汁には旬の食材を使い最後に白ごまをプラス。

 

湯豆腐やおかずやごはん、サラダやお鍋にも白ごまを使ってみましょう。

 

▲白ごまは秋(肺)に◎  黒ごまは冬(腎)に◎

 

甘味を使いたいときは、天然のはちみつを選びましょう。

 

肺を潤し、腸もなめらかにしてくれます。

 

食後のデザートは、旬の梨で。

 

秋の乾燥ケアにぴったりのくだものです。

 

秋の養生ポイント③【早寝早起きで気を養う】

 

秋は早寝早起きが◎

 

早く寝るというのは気(エネルギー)を養うことでもあります。

 

段々と昼は短く夜は長くなっていきますので、睡眠時間を多くとって夏よりも活動時間を減らしていきます。

 

 

肺の時間はam3:00-5:00

 

大腸の時間はam5:00-7:00

 

 

各臓腑が最も活発に働く時間です。

 

肺の時間は寝ていることで肺を労わり、大腸の時間は起きていることで排便を促します。

 

肺が弱っている時

 

肺の時間にふと目が覚めて眠れなくなったり、喘息の発作や咳き込みがひどくなったりします。

 

大腸が弱っている時

 

大腸の時間に自然な排便がなく便秘や下痢になったり、老廃物が上手く排出されず身体が重だるいなどの不調が出たりします。

 

【こころの面】の影響が出たときの養生法は?

 

秋は日の長さが短くなり、悲しみや寂しさを感じやすくなる季節でもあります。

 

ストレス発散をしてあまり考えすぎないことが養生になります。

 

 

こころがしんどい時は気が滞るので、ゆっくりと深呼吸をして清気(せいき)を取り入れることで肺の働きが整い、気がスムーズに巡ります。

 

あなたの身体に【潤い】は足りていますか?

 

◻︎便秘

◻︎喉の渇き、喘息、空咳

◻︎寝汗

◻︎のぼせ、ほてり

◻︎多夢、不眠

◻︎貧血、めまい

◻︎肌荒れ、肌の乾燥

◻︎抜け毛

◻︎鼻の奥が痛い

 

上記に3つ以上当てはまる方は燥邪が影響している可能性があります。

 

 

先ずはリラックスしながら梨を食べる等、無理なく出来ることから始めてみてくださいね。

 

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